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ヘッドウォータースがMicrosoft AzureのNTT版LLM tsuzumiを活用したAIエージェントソリューションを提供開始、業務効率化と生成AI経済圏の拡大へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ヘッドウォータースがMicrosoft Azure版tsuzumiを活用したAIエージェントを提供開始
  • RAGシステムやマルチAIエージェントなど多様な機能を実装
  • 日本語に強いLLMの需要に応える新サービスを展開

ヘッドウォータースがtsuzumiを活用したAIソリューションを提供開始

株式会社ヘッドウォータースは、企業向けの生成AIソリューションとしてMicrosoft AzureのNTT版LLM「tsuzumi」を活用したサービスを2025年1月6日より提供開始した。ヘッドウォータースはこれまでAzure OpenAI Serviceによる企業向けGPTサービスラインナップの拡充を行い、生成AIやLLM、RAGシステム、SLMなど多くのソリューションを開発してきたのだ。[1]

生成AIの更なる活用において日本語処理能力の高いLLMや国産LLMへの需要が高まっていることを受け、ヘッドウォータースではtsuzumiを活用したソリューションの提供を決定した。このソリューションでは業務ナレッジを追加するRAGシステムや次世代RAGの活用、業界用語などを取り込むファインチューニングなどの機能が実装されている。

ヘッドウォータースではアライアンス戦略を中長期戦略の柱として掲げており、顧客企業とのビジネスパートナーシップを通じて生成AI経済圏の拡大を目指している。生成AIを顧客企業のビジネスに組み込み、相互送客を実現することで、生成AIの日常的な活用シーンの創出に取り組んでいくだろう。

tsuzumiを活用したAIエージェントソリューションの機能まとめ

項目 詳細
データ活用機能 業務ナレッジを追加するRAGシステム、チャンキングや次世代RAGの活用
カスタマイズ機能 業界用語などを取り込むファインチューニング、プロンプトエンジニアリング
エージェント機能 複数シナリオに対応するマルチAIエージェント、音声対話エージェント化
運用機能 LLMOpsやコスト効率を上げる生成AI評価の自動化、継続的なサービス品質向上施策

RAGについて

RAG(Retrieval Augmented Generation)とは、大規模言語モデルと外部のデータベースや情報源を結びつけるための技術であり、以下のような特徴を持っている。

  • 外部知識ソースの検索機能と強化された文章生成機能の統合
  • 2024年から2030年にかけて44.7%の年平均成長率で市場拡大
  • 企業の業務ナレッジを活用した高精度な情報提供が可能

RAGシステムは企業の持つ専門的なデータや業務知識をAIモデルに効果的に組み込むことを可能にする技術基盤として注目を集めている。tsuzumiを活用したソリューションでもRAGシステムの導入により、業務ナレッジの活用やチャンキングによる精度向上など、より実用的なAIエージェントの実現を目指している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ヘッドウォータース、Microsoft AzureのNTT版LLM「tsuzumi」を活用したAIエージェントソリューションの提供開始 | 株式会社ヘッドウォータースのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000018045.html, (参照 25-01-08).
  2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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