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公開：2025-01-08

株式会社GramEyeが微生物用自動染色分析装置Mycriumを発売開始、AIとロボティクスで薬剤耐性菌問題の解決に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GramEyeが微生物用自動染色分析装置Mycriumを発売開始
• AIとロボティクスで薬剤耐性菌問題の解決を目指す
• グラム染色の自動化とAI判定サポートを実現

微生物用自動染色分析装置Mycriumの発売開始とGramEyeの取り組み

株式会社GramEyeは微生物検査のグラム染色工程から判定までを自動化するMycrium®を2025年1月7日に発売開始した。AIによる判定サポート機能を搭載したMycrium®は、業務の効率化や判定・報告の迅速化を実現し、抗菌薬の適正使用に貢献することが期待されている。^[1]

GramEyeは2020年5月18日に大阪大学発スタートアップとして設立され、AIとロボティクス技術を活用して世界的な医療課題である薬剤耐性菌問題の解決に取り組んでいる。2050年には癌による死亡者数を上回る1,000万人が薬剤耐性菌による感染症で命を落とすと報告されており、早急な対策が求められている。

株式会社GramEyeは医療機器の販売および開発による商品力の強化を目指し、ハードウェア設計開発担当や品質管理担当、営業担当などの積極的な採用を実施している。大阪府茨木市に本社を置き、代表取締役CEOの平岡悠氏のもと、グラム染色の自動化・迅速な細菌分類報告を提供する医療機器の開発を推進している。

Mycriumの主な特徴まとめ

GramEyeの詳細はこちら

グラム染色について

グラム染色とは、微生物検査において最も実施頻度の高い検査手法であり、感染症の原因となる細菌を特定するための重要な工程である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 感染症の原因菌を迅速に推定可能
• 微生物検査で最も実施頻度の高い検査方法
• 抗菌薬選択の重要な判断材料として活用

グラム染色による細菌の迅速な分類は、薬剤耐性菌対策において極めて重要な役割を果たしている。世界的な医療課題となっている薬剤耐性菌による感染症に対し、グラム染色の自動化とAI判定サポートを組み合わせることで、より効率的で正確な細菌の分類と適切な抗菌薬の選択が可能になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「微生物用自動染色分析装置Mycrium®発売開始 | 株式会社GramEyeのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000098814.html, (参照 25-01-08).

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