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公開：2025-01-08

オーエフが金沢駅前の新ビルHirooka Terraceの統合ネットワーク構築を担当、全国初のNearly ZEB達成で注目

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オーエフが金沢駅前の新ビル「Hirooka Terrace」の統合ネットワーク構築を担当
• Nearly ZEBを達成した13階建て高層テナントオフィスビル
• 入退館管理や照明制御などのIoT化で効率的な運用を実現

金沢駅前の新ビル「Hirooka Terrace」の統合ネットワーク構築プロジェクト

株式会社オーエフは、金沢駅前に建設中の高層テナントオフィスビル「Hirooka Terrace」において、統合ネットワーク構築の統括ベンダーとして参画することが2025年1月7日に決定した。北國フィナンシャルホールディングスが開発を進める地上13階建て、高さ58.7メートル、延床面積20,000㎡の高層ビルで、全国初のNearly ZEBを達成している。^[1]

建物全体のIoT化を推進するために、入退館管理システム、照明制御、監視カメラなどの設備を一つのネットワークに集約することで、設備間の連携をスムーズに行う仕組みを構築している。これにより、効率的な運用とエネルギー管理を実現し、建物全体の運用コストを大幅に削減することが可能になっている。

株式会社三菱地所設計が設計監理を担当するこのプロジェクトでは、統合ネットワークの導入によって、将来的な設備やシステムの追加にも柔軟に対応できる拡張性の高いインフラを整備している。2025年7月の竣工に向けて、オーエフは引き続き最適なネットワーク環境の構築を進めている。

統合ネットワークの主要機能まとめ

Nearly ZEBについて

Nearly ZEBとは、ゼロ・エネルギー・ビルディング（ZEB）の一種であり、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロに近づけた建築物のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高度な省エネルギー技術の導入による消費エネルギーの削減
• 太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用
• 建物のエネルギー消費を75%以上削減

Hirooka Terraceでは、統合ネットワークを活用して建物全体のエネルギー管理を最適化することで、Nearly ZEBの達成を実現している。照明や空調などの設備を一元管理し、効率的な運用を行うことで、従来型のオフィスビルと比較して大幅なエネルギー削減を達成することが可能になっている。

Hirooka Terraceの統合ネットワークに関する考察

統合ネットワークの導入により、建物全体の管理効率が向上し、運用コストの削減が期待できる一方で、システム障害時の影響範囲が広がるリスクも存在している。このため、冗長性を持たせたネットワーク設計や、バックアップシステムの整備が必要不可欠であり、365日24時間の監視体制の構築も重要な課題となっている。

今後は、AIやIoT技術の進化に伴い、より高度な自動制御や予測制御の導入が可能になると予想される。建物利用者の行動パターンの分析や、気象データとの連携による省エネ制御など、新たな付加価値を生み出す機能の実装が期待できるだろう。

統合ネットワークの標準化や、セキュリティ対策の強化も重要な課題となっている。特に、サイバー攻撃のリスクに対する対策や、個人情報保護に関する規制への対応など、安全性と利便性のバランスを考慮したシステム設計が求められている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「金沢駅前に建設中の新ビル「Hirooka Terrace」に、統合ネットワーク構築の統括ベンダーとして参画が決定 | 株式会社オーエフのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000109376.html, (参照 25-01-08).

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