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公開：2025-01-10

下田工業とJ・STORIAがスマートフォンアプリ連動型肌計測器ダーマルーペを化粧品開発展に出展、高精度な肌分析が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 下田工業が化粧品開発展にダーマルーペを出展
• スマートフォン連動型の高性能肌計測器を開発
• 7項目の肌状態を測定・解析が可能に

スマートフォンアプリ連動型肌計測器ダーマルーペの開発

下田工業株式会社は株式会社J・STORIAと共同で開発したスマートフォンアプリ連動型肌計測器「ダーマルーペ」を2025年1月15日から17日まで開催される第15回化粧品開発展東京に出展する予定だ。小型ながら研究用機器に匹敵する高性能な解析精度を備え、専用アプリを介して水分や皮脂など7項目の肌状態を測定することが可能である。^[1]

本製品は専用アプリと連携することで肌状態を数値化してチャートやグラフで表示し、ユーザーが容易に自身の肌状態を把握することを実現している。さらに肌情報や気温・湿度などの環境情報を蓄積したデータを活用することで、肌タイプの分類や季節ごとの肌状態予測まで行えるようになった。

本製品の開発は創業100年を超える下田工業のエレクトロニクス関連商材の取引で培ったノウハウと、IoT美容機器メーカーであるJ・STORIAのスマートフォンとセンシング技術の融合により実現された。両社のパートナーシップにより小型かつ高性能な肌計測器の開発に成功している。

第15回化粧品開発展東京の開催概要

ダーマルーペの製品詳細はこちら

センシング技術について

センシング技術とは、物理量や化学量などの様々な対象を検知・計測するための技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 物理的・化学的な変化を電気信号に変換して計測
• 高精度なデータ収集と解析が可能
• IoT機器との連携による自動計測と情報管理

ダーマルーペに搭載されているセンシング技術は、スマートフォンと連携することで肌の状態を正確に計測することを可能にしている。外部検査機関での比較試験により研究用機器と同等の解析精度を実現しており、専門機関での使用にも耐えうる高い信頼性を持つ製品だ。

スマートフォンアプリ連動型肌計測器の開発に関する考察

スマートフォンアプリと連動した肌計測器の開発は、美容業界におけるデジタルトランスフォーメーションの重要な一歩となる可能性を秘めている。専門機関でしか行えなかった高精度な肌分析を一般ユーザーが手軽に行えるようになることで、パーソナライズされたスキンケアの実現に大きく貢献するだろう。

今後はAIやビッグデータを活用した肌状態の予測精度の向上や、他の美容機器とのデータ連携による総合的な肌分析が課題となってくるはずだ。特に環境因子と肌状態の相関関係の解明は、より正確な肌状態予測を実現する上で重要な要素となるだろう。

化粧品業界全体としては、このような計測技術の進化により、より科学的根拠に基づいた製品開発が可能になると考えられる。個々のユーザーの肌状態データの蓄積と分析により、カスタマイズ化粧品の開発など、新たなビジネスモデルの創出も期待できそうだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「スマートフォンアプリ連動型肌計測器「ダーマルーペ」を、「第15回 化粧品開発展 東京」に出展 | 下田工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000143865.html, (参照 25-01-10).

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