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古野電気と寺崎電気がFOPとTMIPのデータ活用基盤で連携、船舶運航のDX化が本格始動へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

古野電気と寺崎電気がFOPとTMIPのデータ活用基盤で連携、船舶運航のDX化が本格始動へ

PR TIMES より


記事の要約

  • 古野電気とTERASAKIがデータ活用基盤で連携開始
  • 自動車専用船にTMIP×FOPシステムを搭載
  • 船上データモニタリングで早期障害解決を実現

船舶データ活用基盤FOPとTMIPの連携によるDX推進

古野電気株式会社は、船舶向けデータ活用基盤FOPと寺崎電気産業のオンボードデータプラットフォームTMIPの連携を2025年1月9日に発表した。FOPとTMIPを組み合わせたシステムは三菱鉱石輸送の自動車専用船WILD ROSE LEADERに採用され、船舶の運航データを統合的に管理することが可能になった。[1]

連携システムであるTMIP×FOPは、船上のTMIPが航海系データと機関系データ、機関データロガーのアラームやイベント履歴データを収集し、陸上のFOPクラウドサーバーへと送信する仕組みを実現している。FOPのクラウドサービスを通じて陸上からの本船機器モニタリングが効率的に行えるようになったのだ。

FOPクラウドサービスでは、通常の1分サンプリングデータに加えて船上TMIPにアクセスすることで1秒サンプリングの高粒度データを取得することが可能である。このシステムによって障害発生時の早期解決をサポートし、船舶運航の安全性と効率性を大幅に向上させることができる。

TMIPとFOPの機能まとめ

項目 詳細
システム名 TMIP×FOP
採用企業 三菱鉱石輸送株式会社
搭載船舶 WILD ROSE LEADER(自動車専用船)
主要機能 航海系・機関系データの収集、アラーム・イベント履歴の記録
データサンプリング 通常1分間隔、高粒度モード時1秒間隔
FOPの詳細はこちら

データ活用基盤について

データ活用基盤とは、各種データを収集・統合・分析するためのプラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 様々なソースからのデータを一元的に収集・管理
  • リアルタイムでのデータ分析と可視化が可能
  • クラウド環境を活用した柔軟なデータアクセス

船舶向けデータ活用基盤では、航海データや機関データなど船舶の運航に関する多様なデータを収集し、統合的な分析を可能にしている。FOPとTMIPの連携により、船舶の運航効率化や障害対応の迅速化など、海運業界のDX推進に大きく貢献することが期待できるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「古野電気と寺崎電気が本船データ活用基盤で連携、実船でのサービス提供を開始 | 古野電気株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000089783.html, (参照 25-01-11).

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