VR

ブイアール

公開：2025-01-11

博報堂とクラスター社がメタバース生活者ラボを始動、当事者視点での研究活動を展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 博報堂の生活者発想技術研究所がメタバース生活者ラボを立ち上げ
• クラスター社がメタバース生活者ラボに参画を決定
• CEO加藤直人が第一回座談会に参加し人間関係について語る

メタバース生活者ラボの新たな取り組み

クラスター株式会社はイベント累計動員数3,500万人を超える国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営しており、2025年1月10日に博報堂が設立したメタバース生活者ラボへの参画を発表した。このプロジェクトはメタバース空間における新しい生活者価値の創出とイノベーションを目指し、全員がメタバース生活者当事者の研究員で構成されている。^[1]

博報堂の研究開発組織である生活者発想技術研究所が運営を行うメタバース生活者ラボには、クラスター社の社員も研究員として参画することが決定した。博報堂DYホールディングスのマーケティング・テクノロジー・センターのメンバーとともに研究を推進し、メタバース生活者の当事者目線からの研究活動を展開していく。

メタバース生活者ラボの第一回座談会にはクラスター社のCEO加藤直人が参加し、メタバース生活者と人間関係について議論を展開した。国内のメタバースサービス利用率は現在8.4%で推計687万人が関与しており、今後のデジタルサービスの進展によってメタバース空間との接点がさらに増加することが予想されている。

メタバース生活者ラボの概要

メタバースについて

メタバースとは、3次元の仮想空間内でユーザーが自身のアバターを通じてコミュニケーションや活動を行うことができるプラットフォームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの大規模イベント開催が可能
• 場所や時間の制約を受けないコミュニケーション
• 現実とは異なるアイデンティティでの活動機会

メタバースプラットフォームは従来のSNSやオンラインゲームとは異なり、より没入感のある3次元空間でのインタラクションを実現している。現在はイベントやコミュニケーションツールとしての利用が主流だが、今後は教育やビジネス、エンターテインメントなど様々な分野での活用が期待されている。

メタバース生活者ラボの取り組みに関する考察

メタバース生活者ラボの設立は、今後急速に拡大が予想されるメタバース市場において重要な意味を持つ取り組みである。特に当事者である研究員による調査・研究は、実際のユーザー視点からの課題発見や解決策の提案につながる可能性が高いだろう。

一方で、メタバースの普及に伴い個人情報保護やデジタルデバイドなどの新たな社会課題が発生する可能性も考えられる。メタバース生活者ラボには、これらの課題に対する事前の対策や、誰もが安心して利用できる環境づくりへの貢献が求められるだろう。

今後は特に企業のメタバース活用支援において、実践的なノウハウの蓄積と共有が重要になってくる。メタバース生活者ラボを通じて得られた知見が、日本のメタバース市場の健全な発展に寄与することを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「博報堂 生活者発想技術研究所が立ち上げた、メタバース生活者たちと共にメタバースの未来を考えるコミュニティ型プロジェクト『メタバース生活者ラボ™』にクラスター株式会社も参画決定！ | クラスター株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000017626.html, (参照 25-01-11).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「VR」に関するコラム一覧「VR」に関するニュース一覧