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【CVE-2024-13140】Emlog Pro 2.4.3以前のバージョンにXSS脆弱性を発見、遠隔からの攻撃が可能な状態に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Emlog Pro 2.4.3以前に深刻なXSS脆弱性を発見
  • カバーアップロード機能のimage引数に影響
  • 遠隔からの攻撃実行が可能な状態に

Emlog Pro 2.4.3のXSS脆弱性

VulDBは2025年1月5日、Emlog Pro 2.4.3以前のバージョンでクロスサイトスクリプティング脆弱性を発見したことを公開した。この脆弱性は/admin/article.phpのカバーアップロード機能のimage引数に存在し、遠隔から攻撃を実行できる状態であることが判明している。[1]

CVSSスコアは最も高いもので5.3を記録しており、攻撃の複雑さは低く設定されている。攻撃には特権レベルは不要だが、ユーザーの関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があることが確認されている。

報告者のjiashengheによると、この脆弱性はEmlog Pro 2.4.0から2.4.3までの全バージョンに影響を及ぼすことが判明した。エクスプロイトコードが一般に公開されている状態であり、早急な対応が求められている。

Emlog Pro 2.4.3のXSS脆弱性の詳細

項目 詳細
CVSSスコア 5.3(MEDIUM)
影響を受けるバージョン 2.4.0から2.4.3
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94)
報告者 jiashenghe
公開日 2025年1月5日

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値を適切にサニタイズせずに出力する際に発生
  • 攻撃者がユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
  • セッションハイジャックやフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される可能性

今回発見されたEmlog ProのXSS脆弱性は、カバーアップロード機能のimage引数を介して攻撃が可能となっている。この脆弱性は遠隔から攻撃を実行できる状態であり、特権レベルは不要だがユーザーの関与が必要とされている点が特徴的だ。

Emlog Pro 2.4.3のXSS脆弱性に関する考察

Emlog Pro 2.4.3以前のバージョンで発見されたXSS脆弱性は、カバーアップロード機能という一般的な機能に存在することから、多くのユーザーに影響を与える可能性がある。エクスプロイトコードが既に公開されていることから、早急なアップデートの適用が求められるところだ。

この脆弱性はユーザーの関与が必要とされているものの、攻撃の複雑さが低く設定されていることから、実際の攻撃が容易に行われる可能性が高い。開発者側には入力値のサニタイズ処理の徹底や、アップロード機能全般のセキュリティレビューが求められるだろう。

今後はカバーアップロード機能に限らず、ファイルアップロード機能全般におけるセキュリティ対策の強化が期待される。特にユーザー入力を扱う機能については、より厳密な入力値チェックとサニタイズ処理の実装が必要となるはずだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-13140 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13140, (参照 25-01-16).

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