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【CVE-2025-0208】code-projects Online Shoe Store 1.0にSQL injection脆弱性、リモート攻撃の危険性が浮上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Online Shoe Store 1.0にSQL injection脆弱性が発見
  • summary.phpファイルのtid引数に問題あり
  • 攻撃コードが公開され悪用のリスクが高まる

code-projects Online Shoe Store 1.0のSQL injection脆弱性

code-projects社は2025年1月4日、Online Shoe Store 1.0のsummary.phpファイルにSQL injection脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は引数tidの処理に関連しており、リモートから攻撃を仕掛けることが可能であることが判明している。VulDBの報告によれば、既に攻撃コードが公開されており、悪用される可能性が高まっている。[1]

この脆弱性はCWE-89(SQL Injection)およびCWE-74(Injection)に分類され、CVSSスコアは最新のバージョン4.0で5.3(MEDIUM)を記録している。攻撃者は認証情報なしでリモートから脆弱性を悪用でき、機密情報の漏洩やシステムの改ざんなどの被害が想定されるため、早急な対応が必要となっている。

攻撃の成功には認証情報が不要であり、ユーザーの操作も必要としないことから、攻撃の容易性が高いとされている。CVSSの評価では、機密性・完全性・可用性のいずれにも影響があるとされ、システム全体のセキュリティリスクが懸念される状況となっている。

Online Shoe Store 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性タイプ SQL Injection, Injection
影響を受けるバージョン Online Shoe Store 1.0
CVSSスコア(v4.0) 5.3(MEDIUM)
攻撃条件 リモートからの実行が可能、認証不要
影響範囲 機密性・完全性・可用性に影響あり

SQL injectionについて

SQL injectionとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、悪意のあるSQLコードを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
  • データベースの不正アクセスや改ざんが可能
  • 認証回避やデータ漏洩のリスクが高い

本脆弱性の場合、summary.phpファイル内のtid引数に対する入力値の検証が不十分であることが原因となっている。攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、データベースへの不正アクセスや情報漏洩、さらにはシステムの改ざんなども可能となるため、早急なセキュリティパッチの適用が推奨される。

code-projects Online Shoe Store 1.0の脆弱性に関する考察

この脆弱性が発見されたことにより、Webアプリケーションにおける入力値の検証の重要性が改めて浮き彫りになった。特にECサイトでは顧客の個人情報や決済情報など機密性の高いデータを扱うため、SQL injectionへの対策は必須であり、プリペアドステートメントの使用やエスケープ処理の徹底が求められている。

今後はWebアプリケーション開発において、セキュリティバイデザインの考え方がより重要になってくるだろう。特にOSSプロジェクトでは、コードレビューの強化や脆弱性スキャンツールの導入、開発者向けのセキュリティトレーニングなど、包括的なセキュリティ対策の実施が不可欠となってくる。

また、ECサイトを運営する事業者には、定期的なセキュリティ監査の実施や、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の導入なども推奨される。今回の事例を教訓に、開発フェーズからセキュリティを考慮したアプローチが求められている。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2025-0208 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0208, (参照 25-01-16).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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