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公開：2025-01-13

NEXTながさきごみゼロプロジェクトが環境保全アプリを開発、ポイント制度とクーポン特典で市民参加を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ながさきごみゼロマップでクーポン利用が開始
• 500ポイントでクーポンが獲得可能
• 長崎市内の加盟店4店舗での利用が可能

ごみゼロマップでポイ捨て削減を目指す取り組み

一般社団法人NEXTながさきごみゼロプロジェクトは、2024年10月31日にWebアプリ「みんなで作ろう！ながさきごみゼロマップ」をリリースした。全国で2番目に長い海岸線を持つ長崎では、海洋ごみの大半が街から流出しているという課題に着目し、ごみのホットスポットを可視化することで市民の意識改革を目指している。^[1]

2025年1月14日からはポイント制度と連携したクーポン特典の提供が開始され、ごみの写真投稿や指定ステーションでのごみ処理でポイントが獲得できるようになった。500ポイントを貯めると500円分のクーポンが発行され、長崎市内の加盟店4店舗で使用することが可能となっている。

このWebアプリケーションは日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施されており、日常的なごみ拾い活動を宝探しのような楽しい体験として提供することで、持続的な環境保全活動の実現を目指している。

ながさきごみゼロマップの機能まとめ

ながさきごみゼロマップの詳細はこちら

海洋ごみについて

海洋ごみとは、海岸や海上に漂着・漂流する人工的なごみのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 全体の7～8割が街からの流出が原因
• 景観の悪化や生態系への悪影響が深刻な問題
• 自治体や地域住民の協力が不可欠な環境問題

長崎県は全国2位の海岸線の長さを誇るため、海洋ごみ問題が地域の重要課題となっている。NEXTながさきごみゼロプロジェクトでは、自治体や地元企業、学校などと連携しながら、次世代に美しい長崎の海を引き継ぐための啓発活動を展開している。

ながさきごみゼロマップに関する考察

ごみの写真投稿とポイント制度を組み合わせることで、市民の環境保全活動への参加意欲を高める仕組みは画期的な取り組みと言えるだろう。特に500円分のクーポンという具体的な特典は、継続的な参加を促す効果的なインセンティブになると考えられる。

一方で、クーポン加盟店の数や利用可能な金額の制限により、ポイント制度の魅力が限定的になってしまう可能性が懸念される。今後は加盟店の拡大や、ポイント獲得方法の多様化を検討することで、より多くの市民が気軽に参加できる仕組みづくりが求められるだろう。

また長期的な視点では、収集されたごみのデータを活用した効果的な環境対策の立案や、他の自治体との連携による広域的な取り組みへの発展が期待される。このWebアプリを通じて蓄積される情報は、今後の環境政策立案における貴重な基礎データとなる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ごみのホットスポットを共有するWebアプリ『みんなで作ろう！ながさきごみゼロマップ』 | 海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003178.000077920.html, (参照 25-01-13).

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