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公開：2025-01-16

大日本印刷と三菱総研DCSが入試・校務業務のデジタル化で協業、教育現場の業務効率化と受験者の利便性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 大日本印刷と三菱総研DCSが入試・校務業務のDX化で協業開始
• 出願から採点・合否判定までをワンストップ支援へ
• リアテンダントとmiraicompassシリーズの連携を実現

学校向け入試・校務DXソリューションの協業開始

大日本印刷と三菱総研DCSは中学校・高等学校を対象とした入学試験と校務に関わる業務支援サービスの提供を2025年1月15日に開始した。両社はDNPの学びのプラットフォーム「リアテンダント」とDCSの入試・校務サービス「miraicompass」シリーズを組み合わせることで、教職員の業務負荷軽減と受験者の利便性向上を実現する体制を整えている。^[1]

デジタル庁が2024年3月に発表した「高等学校入学者選抜のデジタル化に関する調査研究」では、入試の全プロセスをデータのやり取りで完結できる可能性が示唆されており、両社はこの課題解決に向けて強みを活かした協業を決定した。入試・校務業務のさらなるDX化により、教職員の業務効率化と受験生の成長支援を目指すことになる。

リアテンダントは全国約260自治体・約3,800校に採用されており、デジタル採点システム市場で高いシェアを獲得している。一方のmiraicompassシリーズは全国1,900校に採用されており、2024年12月時点でインターネット出願サービス市場においてシェアNo.1を誇っている。

入試・校務DX支援サービスの概要

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デジタルトランスフォーメーションについて

デジタルトランスフォーメーション（DX）とは、デジタル技術を活用して業務やサービスを変革し、新たな価値を創造することを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 業務プロセスのデジタル化による効率向上
• データ活用による意思決定の最適化
• 顧客体験の向上とサービス価値の創造

教育分野におけるDXは、入試業務や校務処理の効率化だけでなく、教育の質向上にも貢献している。デジタル庁の調査によると、入試業務のデジタル化により、紙媒体ではなくデータのやり取りで全プロセスが完結できる可能性が示されており、教育現場の働き方改革にも大きな影響を与えている。

教育DXの協業に関する考察

大日本印刷と三菱総研DCSの協業は、教育現場における業務効率化と受験者の利便性向上という二つの課題解決に向けた重要な一歩となっている。特に両社が持つプラットフォームの連携により、出願から採点・合否判定までの一連の業務がデジタル化されることで、教職員の作業負担が大幅に軽減されることが期待できるだろう。

一方で、システムの導入や運用には教職員のデジタルリテラシー向上が不可欠となっている。教育現場では世代間でのデジタルスキルの差が大きく、新システムの活用に戸惑う教職員も出てくる可能性が高いため、十分なトレーニングとサポート体制の構築が重要な課題となるだろう。

今後は3Dメタバースや教育データの利活用など、より高度なデジタル技術の導入も予定されている。教育の質向上と業務効率化のバランスを取りながら、段階的なDX推進を進めることで、教育現場全体の生産性向上につながることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「大日本印刷と三菱総研ＤＣＳ　入試・校務関連業務のDX推進で協業開始 | 大日本印刷株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000749.000069194.html, (参照 25-01-16).
2. デジタル庁. https://www.digital.go.jp/

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