ビジネススキル

BUSINESS SKILLS

公開：2025-01-13

一般社団法人ポジティブ子育て協会がカンボジアでフリースクールを設立、将来の起業家育成を目指しクラウドファンディングを開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 一般社団法人ポジティブ子育て協会がカンボジアでフリースクールを開校
• ビジネススキルを学べる環境を提供し将来の起業家を育成
• CAMPFIREで目標金額200万円のクラウドファンディングを開始

カンボジアのシェムリアップにビジネススキル特化型フリースクール設立へ

一般社団法人ポジティブ子育て協会は、カンボジアのシェムリアップにビジネススキルを学べるフリースクールの設立プロジェクトをクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて2025年1月11日に公開した。プロジェクトは2025年2月28日まで実施され、目標金額は200万円に設定されている。^[1]

フリースクールの設立計画では、2020年に閉院した元孤児院および学校の建物をリノベーションして活用することが決定されている。教育環境の整備が課題となっているカンボジアにおいて、半日制の公立小学校を補完する新たな教育機関として機能することが期待されるだろう。

フリースクールでは、子供たちが個性を活かしながらビジネススキルを習得し、将来的な自立を目指す環境が提供される。発達特性のある子供たちと健常児が共に学べる場を目指しており、アートや音楽、スポーツなどを通じた総合的な成長支援も実施される予定だ。

フリースクール設立プロジェクトのリターン内容

プロジェクトの詳細はこちら

クラウドファンディングについて

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々から資金を募る仕組みのことであり、以下のような特徴がある。

• プロジェクトの実現に必要な資金を広く募集可能
• 支援者へのリターン設定で参加意欲を促進
• All-in方式やAll-or-Nothing方式など複数の募集形態が存在

今回のプロジェクトではAll-in方式が採用されており、目標金額に達しない場合でもプロジェクトは実行される。支援金はスクールの修繕費や設備費、人件費などに充てられ、目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費として活用されるのだ。

カンボジアのフリースクール設立に関する考察

カンボジアの教育環境における最大の課題は、内戦の影響による教師不足と教育の質の低下にある。フリースクールの設立は教育機会の拡充に貢献するだけでなく、ビジネススキル習得を通じた将来的な経済的自立支援という点でも重要な意義を持つだろう。

一方で、持続可能な運営体制の構築が今後の重要な課題となることが予想される。現地スタッフの育成や継続的な資金確保、教育プログラムの質の維持など、長期的な視点での取り組みが必要不可欠だ。フリースクールが地域に根付いた教育機関として機能するためには、カンボジアの文化や実情に即した運営方針の確立が求められるだろう。

また、発達特性のある子供たちと健常児が共に学ぶインクルーシブ教育の実現には、専門的な知識とスキルを持つ指導者の確保が不可欠となる。現地の教育関係者との連携強化や、オンラインを活用した継続的な指導者育成プログラムの導入なども検討すべき重要な施策である。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「カンボジアから世界へ！アンコールワットのある街・シェムリアップに「ビジネススキルが学べるフリースクール」を作り、将来の起業家を生み出すプロジェクトがスタート！ | 一般社団法人ポジティブ子育て協会のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000155146.html, (参照 25-01-13).

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