コンガテックがconga-SA8 SMARCモジュールを拡充、インテルCore 3プロセッサー搭載でAI処理能力が向上
PR TIMES より
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記事の要約
- コンガテックがconga-SA8 SMARCモジュールを拡充
- インテルCore 3プロセッサー搭載で高性能化を実現
- 省電力性とAI処理能力の両立を達成
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コンガテックのconga-SA8 SMARCモジュールの機能拡充
コンガテックジャパン株式会社は、低消費電力のコンピューター・オン・モジュール、conga-SA8 SMARCモジュールの機能拡充を2025年1月15日に発表した。新モデルには最新のインテルCore 3プロセッサーが搭載され、エネルギー効率に優れたクレジットカードサイズのモジュールとして、高いパフォーマンスが要求されるエッジアプリケーションや低消費電力システムの統合に最適な構成となっている。[1]
conga-SA8 SMARCモジュールは0℃から+60℃の拡張温度範囲で動作し、最大3.9GHzのクロック周波数をサポートしており、TDPを9Wまたは15Wに設定することが可能だ。インテルAVX2とインテルVNNIによりディープラーニング推論の高速処理を実現し、内蔵されたインテルグラフィックスでは最大32の実行ユニットでINT8推論をサポートする構成となっている。
conga-SA8 SMARCモジュールは、ファームウェアに実装された仮想化機能により、複数のアプリケーション固有のワークロードを独立して動作させることが可能となった。最大16GByteのLPDDR5-4800メモリーを実装し、2x 2.5 GbEのほか、オプションのワイヤレスモジュールによりWi-Fi 6EとBluetooth 5.3での通信にも対応している。
conga-SA8 SMARCモジュールの主要機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサー | インテルCore 3(最大3.9GHz) |
メモリー | 最大16GByte LPDDR5-4800(インバンドECC付き) |
ネットワーク | 2x 2.5 GbE、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
インターフェース | PCIe Gen3 x4、USB 3.2 Gen2 x2、USB 2.0 x6、SATA Gen3.2 |
対応OS | Windows 11 IoT Enterprise、Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC、LTS Linux |
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エッジコンピューティングについて
エッジコンピューティングとは、データ処理をクラウドではなくデータが生成される場所の近くで実行するコンピューティングの形態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データ処理の低遅延化とリアルタイム性の向上
- ネットワーク帯域の効率的な利用
- プライバシーとセキュリティの強化
conga-SA8 SMARCモジュールは、エッジコンピューティングの要件を満たすため、低消費電力と高性能を両立する設計となっている。最新のインテルCore 3プロセッサーとAI処理機能の搭載により、エッジでのリアルタイムデータ処理とAI推論処理を効率的に実行することが可能だ。
conga-SA8 SMARCモジュールに関する考察
conga-SA8 SMARCモジュールの最大の利点は、エッジコンピューティングにおける低消費電力と高性能の両立を実現した点にある。特に医療機器やAGVなどのミッションクリティカルな用途において、高い信頼性と処理性能が求められる状況下での活用が期待できるだろう。一方で、多様なアプリケーションに対応するための開発者向けツールやサポート体制の充実が今後の課題となる可能性がある。
今後は、AIワークロードの増加に伴い、エッジデバイスでのAI処理能力の重要性がさらに高まることが予想される。conga-SA8 SMARCモジュールには、デバイスの統合による管理コストの削減やエネルギー効率の向上といった利点があるが、セキュリティ対策の強化や開発者エコシステムの拡充が望まれる。
将来的には、5G通信やIoTデバイスの普及に伴い、エッジコンピューティングの需要がさらに拡大することが予想される。conga-SA8 SMARCモジュールには、こうした市場の変化に対応するため、クラウドとの連携機能の強化やアプリケーション開発の簡素化など、継続的な機能拡張が期待されるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「コンガテック、SMARCモジュールを拡充:インテルの新 Core 3 プロセッサーを搭載しパフォーマンスを向上 | コンガテックジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000081061.html, (参照 25-01-16).
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