セキュリティ

SECURITY

公開：2025-01-25

デジタルアーツがIDaaS製品StartInに代理認証機能を追加、SAML非対応システムとの連携が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• デジタルアーツがIDaaS製品StartInの新機能を発表
• 代理認証機能によりSAML非対応システムとの連携が可能に
• 2025年3月より標準機能として提供開始

デジタルアーツのStartInに代理認証機能を追加し認証の一元化を実現へ

デジタルアーツ株式会社は2025年1月23日、IDaaS製品StartInに代理認証機能を追加し3月より提供を開始すると発表した。代理認証機能によってSAML非対応のオンプレミスシステムや社内システムとの連携が可能になり、これまで個別管理が必要だったアカウント管理の一元化を実現することが可能になるだろう。^[1]

代理認証機能の導入により、すべてのWebサービスでシングルサインオンの利用が可能になり、アカウント管理の利便性が大幅に向上することが期待される。StartInには独自の多要素認証機能としてGPSを利用した位置情報認証や第三者認証も搭載されており、セキュリティの強化も同時に実現できる。

StartInの標準価格は月額300円で提供されており、DigitalArts@Cloud製品との同時購入もしくは利用中のユーザーにはセット価格として月額150円で提供される。代理認証機能は標準機能として搭載され、2025年2月6日に追加機能に関するセミナーの開催が予定されている。

StartInの代理認証機能まとめ

SAMLについて

SAMLとは Security Assertion Markup Language の略称で、異なるインターネットドメイン間でのユーザー認証を実現する標準規格のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 異なるドメイン間での認証情報の受け渡しが可能
• シングルサインオンの実現に不可欠な技術要素
• セキュアな認証連携の標準規格として広く採用

SAMLはIDaaS製品において重要な役割を果たしており、クラウドサービスとの連携に広く使用されている。StartInの代理認証機能は、SAML非対応のシステムに対してもシングルサインオンを実現することで、より幅広いシステムでの認証の一元管理を可能にするものだ。

参考サイト

1. ^ デジタルアーツ株式会社. 「IDaaS製品「StartIn」 「代理認証機能」の追加で、オンプレ・クラウドシステムの混在による ID管理・認証の煩雑さを解決 　2025年３月より提供開始｜デジタルアーツ株式会社」. https://www.daj.jp/webtopics/1203/, (参照 25-01-25).

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