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【CVE-2024-13495】GamiPress 7.2.1に深刻な脆弱性、未認証ユーザーによる任意のショートコード実行が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • GamiPress 7.2.1以前のバージョンで脆弱性を発見
  • 未認証ユーザーによるShortcode実行が可能な状態
  • 高い危険度のCVSS値7.3を記録

GamiPress 7.2.1の脆弱性発見

WordfenceはWordPress向けプラグインGamiPressに関する脆弱性情報を2025年1月22日に公開した。この脆弱性は未認証の攻撃者が任意のショートコードを実行できる可能性があり、バージョン7.2.1以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明している。[1]

GamiPressの脆弱性は、gamipress_ajax_get_logs関数内でdo_shortcodeを実行する前に適切な値の検証が行われていないことに起因している。この脆弱性は【CVE-2024-13495】として識別され、CVSSスコアは7.3と高い危険度を示している。

WordfenceのMichael Mazzolini氏によって発見されたこの脆弱性は、攻撃者が未認証状態でショートコードを実行できる危険性がある。GamiPressはWordPressサイトでポイント、アチーブメント、バッジ、ランクなどのゲーミフィケーション機能を提供する重要なプラグインであり、早急な対応が必要とされている。

GamiPress 7.2.1の脆弱性詳細

項目 詳細
識別番号 CVE-2024-13495
影響を受けるバージョン 7.2.1以前のすべてのバージョン
影響範囲 未認証ユーザーによるショートコード実行
CVSSスコア 7.3(高)
脆弱性の種類 CWE-94: コード生成の不適切な制御
発見者 Michael Mazzolini

ショートコード実行の脆弱性について

ショートコード実行の脆弱性とは、Webアプリケーションにおいて未認証のユーザーが任意のコードを実行できる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 認証機能のバイパスによる不正アクセスの可能性
  • システム全体のセキュリティリスクの増大
  • 機密情報漏洩やデータ改ざんのリスク

GamiPressの脆弱性は、gamipress_ajax_get_logs関数内でdo_shortcodeを実行する前に適切な値の検証が行われていないことに起因している。この問題はCWE-94に分類され、コード生成の不適切な制御によって未認証の攻撃者が任意のショートコードを実行できる危険性がある。

GamiPress 7.2.1の脆弱性に関する考察

GamiPressの脆弱性は、WordPressプラグインのセキュリティ管理における重要な課題を浮き彫りにしている。特にゲーミフィケーション機能を提供するプラグインは、ユーザーデータやポイント管理など重要な情報を扱うため、未認証での実行権限を適切に制限することが不可欠である。開発者はコード実行前の値検証を徹底し、セキュリティチェックの強化が求められるだろう。

今後同様の脆弱性を防ぐためには、プラグインの開発段階でのセキュリティレビューの強化が重要になってくる。特にdo_shortcodeなどの危険な関数を使用する際は、適切な認証処理と入力値の検証を組み合わせることで、未認証ユーザーからの攻撃を防ぐ必要がある。また、定期的なセキュリティ監査とアップデートの提供も欠かせない対策となるだろう。

GamiPressの利用者は、早急なバージョンアップデートによって脆弱性に対処する必要がある。同時に、WordPressプラグイン開発者全体にとって、セキュリティを重視した開発プラクティスの見直しが求められている。プラグインのセキュリティ強化は、WordPressエコシステム全体の信頼性向上につながることが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-13495 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13495, (参照 25-01-29).

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