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公開：2025-01-29

IdeinがKDDIのMWC Barcelona 2025展示に技術協力、エッジAIを活用したデジタルサイネージで購買体験を向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• IdeinがKDDIのMWC Barcelona 2025展示に技術協力
• AIデジタルサイネージでコンビニの商品棚を効率化
• スタートアップピッチでIdein代表が登壇予定

IdeinのエッジAIを活用したKDDI出展内容

Idein株式会社は2025年3月3日から6日までスペイン・バルセロナで開催される世界最大のモバイル関連展示会MWC Barcelona 2025において、KDDIの展示に技術協力することを発表した。エッジAI開発プラットフォームActcastを運営するIdeinは、KDDIのリテール・ゾーンでAIデジタルサイネージの展示を実施する予定だ。^[1]

AIデジタルサイネージの中核となるのは、コンビニの商品棚に設置されたエッジAIカメラai castによる顧客動線の分析機能である。手首の位置を特定することで、手を伸ばした場所に応じた商品情報やキャンペーン情報をデジタルサイネージにリアルタイムで表示することが可能になった。

また同展示会では、KDDIが厳選した日本のスタートアップ4社によるピッチイベントが3月5日に開催される。Idein株式会社の代表取締役CEO中村晃一氏が登壇し、エッジAI技術の可能性について世界に向けて発信する予定となっている。

MWC Barcelona 2025出展詳細

KDDIの特設サイトはこちら

エッジAIについて

エッジAIとは、クラウドやサーバーではなく端末側でAI処理を実行する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 端末側での高速なAI処理が可能
• プライバシーに配慮したデータ処理
• クラウド通信コストの削減効果

IdeinのエッジAI開発プラットフォームActcastは、国内シェアNo.1を3年連続で獲得している。AIソリューションの社会実装に必要なインフラ部分を提供することで、AIカメラやAIマイクなどを活用した様々なAIサービスの低価格かつ迅速な導入を実現している。

KDDIとIdeinの技術協力に関する考察

KDDIとIdeinの技術協力は、リテール分野におけるデジタル化の新たな可能性を示している。エッジAIカメラによる顧客動線分析とデジタルサイネージの連携は、従来の固定的な商品陳列から、よりダイナミックな顧客インタラクションを可能にするだろう。

今後の課題として、プライバシー保護とデータ活用のバランスが重要になってくると考えられる。エッジAIを活用することでデータの現場処理が可能になるが、顧客の動きを分析する上で、より詳細なガイドラインの整備が求められるだろう。

将来的には、AIデジタルサイネージシステムと店舗の在庫管理システムとの連携も期待される。購買行動の分析データを基に、商品の自動発注や陳列の最適化にまで踏み込んだソリューションへと発展する可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Idein、KDDIの「MWC Barcelona 2025」展示に技術協力 | Idein株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000026271.html, (参照 25-01-29).

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