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公開：2025-01-30

住友電工情報システムがQuickSolution Ver.13.4を発表、Garoon対応と生成AI連携で企業内情報活用を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• QuickSolution Ver.13.4がサイボウズGaroonに対応
• 社内情報の横断検索と生成AI連携機能を実装
• Garoonのファイル管理が検索可能に

純国産エンタープライズサーチQuickSolutionの新バージョン発表

住友電工情報システム株式会社は、エンタープライズサーチ「QuickSolution Ver.13.4」を2025年2月3日より販売開始する。純国産のエンタープライズサーチとして4つの市場調査でシェア1位を達成しているQuickSolutionは、数100TBまでフルレンジに対応し、社内に散在する情報を横断的に検索できるシステムだ。^[1]

新バージョンではサイボウズGaroonを新たに検索対象として追加し、Garoonのファイル管理機能が検索可能になった。導入社数8,000社、利用者数350万人を超えるGaroonと連携することで、社内情報の横断検索がより効率的になり、アクセス権限も継承可能となっている。

さらに生成AI連携オプションによって、ChatGPTなどの生成AIと連携した対話形式での情報検索が可能になった。RAG技術を応用することで、膨大な企業内情報から利用者が知りたい情報を的確に回答し、箇条書きや表形式での出力、要約や翻訳といった追加指示にも対応する。

QuickSolution Ver.13.4の機能まとめ

QuickSolutionの詳細資料はこちら

RAG技術について

RAGとは「Retrieval-Augmented Generation」の略称で、外部の情報源を検索して必要箇所を抽出し、その内容に基づいて大規模言語モデルに回答を生成させる技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 外部情報源からの検索と抽出を自動化
• 大規模言語モデルとの効率的な連携が可能
• 信頼性の高い情報に基づく回答生成

QuickSolutionでは、RAG技術を活用することで社内に存在する膨大な情報から必要な情報を抽出し、生成AIと連携した対話形式での情報提供を実現している。企業内の信頼できる情報をベースに回答を生成することで、より正確で実用的な情報活用が可能となった。

QuickSolution Ver.13.4に関する考察

QuickSolution Ver.13.4におけるGaroon対応は、企業内情報の統合的な検索・活用という観点で重要な進展である。特にGaroonの高いシェアを考慮すると、多くの企業にとって情報アクセスの効率化につながる可能性が高いだろう。ただし、各企業特有のワークフローやセキュリティポリシーとの整合性確保が課題となる可能性もある。

生成AI連携機能の実装は、単なる検索機能から一歩進んだナレッジマネジメントツールとしての価値を提供している。しかし、生成AIの特性上、出力される情報の正確性や適切性の検証が必要不可欠だ。企業内での運用ガイドラインや使用ポリシーの整備が今後の重要な課題となるだろう。

今後は、更なるGaroon機能への対応拡大と、より高度な生成AI連携機能の実装が期待される。特に、業務プロセスの自動化やワークフロー最適化への活用など、DXを推進する基盤技術としての発展が見込まれるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エンタープライズサーチ「QuickSolution®」が新たにサイボウズ Garoonに対応 | 住友電工情報システム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000052418.html, (参照 25-01-30).

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