AI

エーアイ

公開：2025-01-30

トリビューがシリーズCで追加6億円を調達、生成AI活用とDX支援で美容医療プラットフォームを拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• トリビューがシリーズCラウンドで追加6億円を調達し累計40億円に到達
• 韓国系VCを含む新規投資家が参画しグローバル展開を強化
• 生成AI活用とDX支援で美容医療プラットフォームを拡大

美容医療プラットフォーム『トリビュー』の資金調達による事業拡大

株式会社トリビューは美容医療口コミ・予約アプリ『トリビュー』の更なる事業拡大を目指し、シリーズCラウンドのセカンドクローズとして6億円の資金調達を2025年1月29日に実施した。日本ベンチャーキャピタル株式会社やユナイテッド株式会社に加え韓国系ベンチャーキャピタルからの出資を受け、2024年10月のファーストクローズと合わせた調達総額は23億円となっている。^[1]

トリビューは2017年10月のサービス開始以来、美容クリニックや施術に関する体験者の口コミ情報を提供し続け、コロナ禍でのライフスタイル変化による需要拡大も追い風となっている。2024年10月には累計150万ダウンロードを突破し累計GMVは200億円に到達しており、売上成長率は前年比175%ペースで推移している。

今回の資金調達による主な使途として、生成AIを活用した機能強化や電子カルテとのデータ連携によるDX支援を推進する方針だ。また2025年末までに約70名の採用を予定しており、プロダクト開発やマーケティング、事業企画、セールスなどの人材を広く募集している。

トリビューの資金調達概要

トリビューの詳細はこちら

生成AIについて

生成AIとは、学習データをもとに新しいコンテンツを自動的に生成することができる人工知能技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量のデータから学習しパターンを認識して新しいコンテンツを生成
• テキスト、画像、音声など多様な形式のコンテンツ生成が可能
• ユーザーの入力に応じてカスタマイズされた出力を提供

トリビューでは生成AI技術を活用することで、美容医療の施術検討および受診に関するデータを分析し、ユーザーが最適な選択ができるようサポートする機能開発を進めている。電子カルテなどの外部基幹システムとのデータ連携を通じて、美容クリニックのDX支援も強化していく方針だ。

美容医療プラットフォームの事業拡大に関する考察

トリビューによる追加資金調達は、美容医療市場におけるプラットフォームビジネスの重要性を示している。特に韓国系VCの参画は、アジア地域での展開を視野に入れた戦略的な動きであり、グローバル市場における日本の美容医療技術の価値向上にもつながる可能性が高いだろう。

一方で、美容医療分野における情報の非対称性や品質管理の課題は依然として存在している。プラットフォームの拡大に伴い、掲載クリニックの審査基準や口コミの信頼性確保、個人情報保護など、より厳格な運営体制の構築が求められるだろう。

今後は生成AI技術の活用により、ユーザーの要望と医療機関のマッチング精度が向上することが期待される。電子カルテとの連携によるDX推進は、医療機関の業務効率化だけでなく、患者の満足度向上にも寄与するはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国内最大級の美容医療プラットフォーム『トリビュー』、シリーズCラウンドのセカンドクローズで6億円の資金調達を実施し、累計調達額約40億円へ | 株式会社トリビューのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000047703.html, (参照 25-01-30).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧