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公開：2025-01-31

BASFジャパンが革新的な農業支援サービスxarvio® HEALTHY FIELDSを提供開始、雑草防除の成果保証で持続可能な農業の実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• BASFジャパンが米づくりの雑草防除サービスを国内初提供
• 節水型乾田直播栽培の雑草管理を請負い成果を保証
• 労働時間70%削減とメタンガス85%抑制を実現

BASFジャパンの新サービスがスマート農業を加速

BASFジャパンは農業のデジタル化を推進するため、国内初となる米づくりにおける雑草防除の成果保証型サービス「xarvio® HEALTHY FIELDS」を2025年1月30日より提供開始した。このサービスは2020年にクロップサイエンスアワードで最も優れたデジタル農業技術に贈られる賞を受賞しており、節水型乾田直播栽培を行う水稲生産者の課題解決に貢献するものである。^[1]

BASFジャパンは2024年に11ヘクタールの農地で実証試験を実施し、AIを活用した栽培管理支援システム「xarvio® FIELD MANAGER」の雑草管理プログラムによって、移植栽培とほぼ同等の品質と収量を達成することに成功した。この革新的な技術により、労働時間を約70%削減し、メタンガスの排出も約85%抑制することが可能となっている。

サービスの対象範囲は本州（北海道、四国、九州沖縄を除く）で、シーズン前に設定した固定価格でサービスを提供する仕組みとなっている。保証期間は分げつ期、幼穂形成期、乳熟期までの3パターンが設定され、発生状況に応じて最大で全額返金される画期的なサービス体制を構築した。

xarvio® HEALTHY FIELDSのサービス内容まとめ

xarvio®の詳細はこちら

乾田直播栽培について

乾田直播栽培とは、水を張っていない田んぼに直接種を蒔く栽培方法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 水を張らずに直接播種を行い、必要に応じて灌水を実施
• 育苗、代掻き、移植などの工程を省略可能
• 労力とコストの削減が可能だが雑草管理が課題

現在の水稲栽培では、水を張った田んぼに苗を植える移植栽培が主流となっているが、農業者の高齢化による担い手不足に伴い、農地の集約化が進んでいる。乾田直播栽培は少ない労力とコストで水稲を生産できる手法として、農業の効率化と持続可能性の向上に貢献する技術として注目を集めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「BASF ジャパン、日本初の米づくりにおける雑草防除の成果保証型サービス「xarvio® HEALTHY FIELDS」を提供開始 | BASFジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000092340.html, (参照 25-01-31).

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