アイ・オー・データ機器がLAN DISKシリーズのセキュリティ機能を強化、多要素認証とワンタッチセキュア機能で不正アクセスを防止
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記事の要約
- アイ・オー・データ機器がLAN DISKのセキュリティ機能を強化
- ワンタッチセキュア機能や多要素認証などの3機能を追加
- 不正アクセスを効果的に防止する機能を実装
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NAS「LAN DISK」シリーズのセキュリティ機能アップデートの詳細
アイ・オー・データ機器は2025年1月29日、同社のNAS製品「LAN DISK」シリーズにおいて、管理画面へのアクセスをより安全にするセキュリティ機能のアップデートを実施した。本アップデートでは、装置前面のボタンを押さないとログインを無効化する独自のワンタッチセキュア機能が実装され、遠隔からの不正アクセスを防止する仕組みが強化された。[1]
新たに追加された多要素認証機能では、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどの認証アプリケーションから発行される認証コードの入力が必須となり、ID・パスワードに加えてワンタイムの認証コードによる認証が可能になった。多要素認証の実装により、なりすましなどによる不正アクセスのリスクが大幅に軽減されている。
さらに、ロックアウト機能も新たに実装され、誤ったID・パスワードでのログイン操作が6回連続で行われた場合に管理画面をロックする仕組みが導入された。総当たり攻撃による不正ログインを防止する本機能は、HDL-HABシリーズに実装され、ユーザーのセキュリティ対策を強力にサポートしている。
LAN DISKの新セキュリティ機能まとめ
機能名 | 詳細 | 対象シリーズ |
---|---|---|
ワンタッチセキュア機能 | 装置前面のボタン操作が必須 | HDL-HABシリーズ |
多要素認証 | 認証アプリからのコード入力が必須 | HDL-HAB、HDL-XAB、HDL(2)-AAXW(B)シリーズ |
ロックアウト | 6回の失敗で管理画面をロック | HDL-HABシリーズ |
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多要素認証について
多要素認証とは、複数の認証要素を組み合わせてユーザーを確認する認証方式のことであり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ID・パスワードに加えて第二の認証要素を使用する
- 認証アプリから発行されるワンタイムコードを利用
- なりすましや不正アクセスのリスクを大幅に軽減
LAN DISKシリーズに実装された多要素認証では、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどの一般的な認証アプリに対応している。管理画面へのログイン時にこれらのアプリから発行される認証コードの入力が必須となり、セキュリティ強度が格段に向上した。
LAN DISKのセキュリティ機能強化に関する考察
アイ・オー・データ機器によるLAN DISKシリーズのセキュリティ機能強化は、増加するサイバー攻撃に対する効果的な対策として評価できる。特にワンタッチセキュア機能は物理的な操作を必要とする独自の仕組みであり、遠隔からの不正アクセスを根本的に防ぐことが可能になるだろう。
今後の課題としては、HDL-HABシリーズ以外の製品へのワンタッチセキュア機能の展開が挙げられる。セキュリティ機能の統一的な提供により、ユーザーは製品選択時により柔軟な選択が可能になるはずだ。全シリーズへの機能展開を期待したい。
将来的には、生体認証やハードウェアトークンなど、より多様な認証方式への対応も検討の余地がある。クラウドバックアップとの連携強化やAIによる不正アクセス検知など、さらなるセキュリティ機能の拡充にも期待が高まる。
参考サイト
- ^ I-O DATA. 「NASのセキュリティを強化!管理画面へのログインをより安全にできます | アイ・オー・データ機器 I-O DATA」. https://www.iodata.jp/news/2025/information/loginsecurity.htm, (参照 25-01-31).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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