セキュリティ

SECURITY

公開：2025-01-31

GoogleがAndroidのVPNアプリに[Verified]バッジを導入、プライバシーと安全性を重視した認証制度を確立

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GoogleがGoogle PlayのVPNアプリに[Verified]バッジを導入
• VPNアプリの安全性とプライバシー保護を重視した認証制度
• NordVPN、hide.me、Alohaが先行して[Verified]バッジを取得

GoogleがGoogle PlayのVPNアプリに新たな認証制度を導入

米Googleは2025年1月28日付けで公開した公式ブログ"Android Developers Blog"の記事で、AndroidのGoogle PlayストアにおいてVPNアプリを評価する新たな仕組みとして[Verified]バッジを付与すると発表した。このバッジは、プライバシーと安全性を優先するVPNアプリの認証制度として機能し、ユーザーが信頼できるVPNアプリを容易に見分けられるようになっている。^[1]

新たに導入された[Verified]バッジは、Google Playの安全性とセキュリティのガイドラインに準拠し、Mobile Application Security Assessment (MASA) レベル2の検証を正常に通過したVPNアプリに付与される仕組みとなっている。このバッジはアプリの詳細ページと検索結果に表示され、認証済みVPNアプリを集めた専用の表示画面も新設されることになった。

すでにNordVPN、hide.me、Alohaなどの主要VPNサービスが[Verified]バッジを取得しており、ユーザーの信頼性向上に向けた取り組みを進めている。バッジ取得には、開発者アカウントがOrganizationタイプであることや、1万回以上のインストール数、250件以上のレビュー、90日以上のGoogle Play掲載期間などの条件を満たす必要がある。

Google Play VPNバッジ認証の要件まとめ

MASAについて

Mobile Application Security Assessment (MASA)とは、モバイルアプリケーションのセキュリティを評価するための標準化された検証フレームワークのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• アプリケーションの脆弱性診断と安全性評価を実施
• レベル別の評価基準で段階的な認証を提供
• グローバルスタンダードのセキュリティ基準に準拠

MASAレベル2認証はVPNアプリの安全性を保証する重要な指標として位置づけられており、ユーザーデータの保護やプライバシー保護に関する厳格な要件が設定されている。GoogleはMASA認証を通じてVPNアプリの信頼性向上とセキュリティ強化を図っている。

Google Play VPNバッジ認証制度に関する考察

GoogleによるVPNアプリの認証制度導入は、増加するサイバー脅威に対するユーザー保護の観点から重要な取り組みとなっている。[Verified]バッジの付与によってユーザーは信頼できるVPNアプリを容易に識別できるようになり、安全なVPNサービスの選択が可能になるだろう。

一方で認証基準の厳格さは、新規参入のVPNサービスにとって大きなハードルとなる可能性がある。インストール数やレビュー数の要件を満たすまでに時間がかかることで、革新的なVPNサービスの成長が妨げられる懸念も存在するのだ。

今後はVPNサービスの技術革新とセキュリティ要件のバランスを取りながら、認証制度の柔軟な運用が求められる。特にAIやブロックチェーンなどの新技術を活用したVPNサービスへの対応が重要になってくるだろう。

参考サイト

1. ^ Android Developers Blog. 「Android Developers Blog: Helping users find trusted apps on Google Play」. https://android-developers.googleblog.com/2025/01/helping-users-find-trusted-apps-on-google-play.html, (参照 25-01-31).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧