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富士フイルムが4K対応超短焦点プロジェクターZUH6000を発表、業界唯一の屈曲型二軸回転機構レンズで空間演出の可能性を拡大

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 富士フイルムが4K対応超短焦点プロジェクターを発表
  • 屈曲型二軸回転機構レンズを業界唯一で搭載
  • 2025年夏に新モデルZUH6000を発売予定

富士フイルムが4K対応超短焦点プロジェクターZUH6000を発表

富士フイルムは業界唯一の屈曲型二軸回転機構レンズを搭載した4K対応超短焦点プロジェクター「FUJIFILM PROJECTOR ZUH6000」を2025年2月3日に発表した。超短焦点プロジェクター「Zシリーズ」の新ラインナップとして2025年夏に発売を予定しており、カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開となる。[1]

同製品は最新のDLPチップを搭載しており、4K映像を高精細に投写することが可能となっている。富士フイルム独自の光学エンジンを進化させることで、現行機種と比較して約1.5倍の色再現性を実現し、特に赤色の再現性については現行機種の2倍まで向上した。

屈曲型二軸回転機構レンズの採用により、レンズをマウント軸周りに90度、レンズ軸周りに360度回転させることが可能となっている。投写位置の自由度が高く、壁面やスクリーンだけでなく天井や床面への投写も容易に行うことができ、没入感のある空間演出を実現することができる。

ZUH6000の主な仕様まとめ

項目 詳細
解像度 4K (3840 x 2160)
明るさ 6000lm
レンズシフト範囲 上下82%・左右35%
本体サイズ 幅486mm・奥行496mm・高さ175mm
質量 約17.5kg
カラー ブラック・ホワイト

屈曲型二軸回転機構レンズについて

屈曲型二軸回転機構レンズとは、プロジェクターのレンズ部分を2つの軸で自在に回転させることができる独自の機構技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • マウント軸周りに90度の回転が可能
  • レンズ軸周りに360度の回転が可能
  • 本体を移動せずに多方向への投写が可能

富士フイルムは2019年に世界初となる屈曲型二軸回転機構レンズを搭載したプロジェクター「Zシリーズ」を発表している。投写方向の自由度が高く、設置場所を選ばないという特徴から、商業施設や美術館、博物館などでの空間演出用途で高い評価を得ている。

FUJIFILM PROJECTOR ZUH6000に関する考察

プロジェクターの設置環境に関する制約を大幅に軽減できる点は、特に空間演出を重視する商業施設や文化施設にとって大きなメリットとなるだろう。一方で、4K解像度での投写時における画質の安定性や、複数台を連携させた際の色調整の容易さについては、実際の運用を通じた検証が必要となる。

今後は、AIを活用した自動キャリブレーション機能や、複数台のプロジェクターを同期制御する機能など、より高度な空間演出を可能にする機能の追加が期待される。また、従来のプロジェクターでは難しかった曲面への投写や、インタラクティブな演出との組み合わせなど、新たな用途開発も進むと考えられる。

空間演出の多様化に伴い、プロジェクターに求められる機能も高度化している。ZUH6000の登場は、プロジェクター市場における技術革新の新たな指標となり、競合他社の製品開発にも影響を与える可能性が高いだろう。

参考サイト

  1. ^ Fujifilm. 「「FUJIFILM PROJECTOR ZUH6000」新開発 | 富士フイルム [日本]」. https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/12003, (参照 25-02-04).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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