【CVE-2024-13340】WordPressプラグインMDTF 1.3.3.6にXSS脆弱性、Contributor権限で悪用可能に
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記事の要約
- WordPressプラグインMDTFにXSS脆弱性が発見
- バージョン1.3.3.6以前のすべてのバージョンが影響を受ける
- Contributor以上の権限を持つユーザーが悪用可能
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WordPressプラグインMDTF 1.3.3.6のXSS脆弱性
Wordfenceは2025年1月23日、WordPressプラグイン「MDTF – Meta Data and Taxonomies Filter」にクロスサイトスクリプティング脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-13340】として識別されており、バージョン1.3.3.6以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明している。[1]
この脆弱性は、プラグインの「mdf_results_by_ajax」ショートコードにおける入力サニタイズと出力エスケープの不備に起因している。攻撃者はContributor以上の権限を持つアカウントを利用することで、Webページ上で任意のスクリプトを実行可能になることが確認されている。
CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価されており、攻撃の複雑さは低く、特権が必要とされるものの、ユーザーの操作は不要とされている。影響範囲は限定的であり、機密性と整合性に軽度の影響を及ぼす可能性があるとWordFenceは報告している。
MDTF 1.3.3.6の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13340 |
影響を受けるバージョン | 1.3.3.6以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響範囲 | 機密性と整合性に軽度の影響 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される
今回発見されたMDTFプラグインの脆弱性は、「mdf_results_by_ajax」ショートコードにおける入力値の検証と出力のエスケープ処理が不十分であることが原因とされている。この種の脆弱性は、入力値の適切なサニタイズと出力時のエスケープ処理を実装することで防ぐことが可能だ。
MDTF 1.3.3.6の脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、多くのウェブサイトに影響を与える可能性があるため、早急な対応が必要とされる。MDTFプラグインはメタデータとタクソノミーのフィルタリング機能を提供する重要なコンポーネントであり、多くのウェブサイトで利用されている可能性が高いことから、影響範囲は広範に及ぶ可能性があるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はショートコードの実装時における入力値の検証と出力のエスケープ処理を徹底する必要がある。また、WordPressのセキュリティチームは、プラグインのセキュリティレビューをより厳格化し、脆弱性を含むコードが公開されることを未然に防ぐ仕組みを構築することが望まれるだろう。
この脆弱性の特徴として、Contributor以上の権限を持つユーザーによる攻撃が可能という点が挙げられる。Webサイト管理者は、ユーザー権限の適切な管理と定期的なセキュリティアップデートの適用を徹底することが重要だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13340, (参照 25-02-05).
- Meta. https://about.meta.com/ja/
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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