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【CVE-2024-13404】WordPress用プラグインLink Library 7.7.2にXSS脆弱性、認証不要で攻撃実行の可能性

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Link Library 7.7.2以前にXSSの脆弱性が発見
  • unauthenticatedな攻撃者が任意のスクリプトを実行可能
  • CVSSスコアは6.1でMedium評価

Link Library 7.7.2のReflected XSS脆弱性が発見

WordPressプラグインLink Libraryのバージョン7.7.2以前において、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)の脆弱性が発見され、2025年1月21日に公開された。この脆弱性は'searchll'パラメータにおける入力サニタイズと出力エスケープの不備によるものであり、認証されていない攻撃者が悪意のあるWebスクリプトを注入できる可能性があることが判明している。[1]

この脆弱性はCVE-2024-13404として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはCross-site Scripting(CWE-79)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされており、攻撃に必要な特権レベルは不要だが、利用者の関与が必要とされている。

CVSS 3.1による深刻度は6.1でMediumと評価されており、影響範囲には機密性と完全性が含まれている。この脆弱性の発見者はColin Xuであり、WordFenceによって報告され、SSVCによる評価では技術的影響は部分的とされている。

Link Library 7.7.2の脆弱性概要

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13404
影響を受けるバージョン 7.7.2以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 Reflected Cross-Site Scripting
CVSSスコア 6.1 (Medium)
攻撃条件 認証不要、ユーザーの関与が必要
発見者 Colin Xu

Cross-Site Scriptingについて

Cross-Site Scripting(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに注入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の不適切な検証による脆弱性
  • ユーザーのブラウザ上で悪意のあるスクリプトが実行可能
  • セッション情報の窃取やフィッシング攻撃に悪用される可能性

Link Libraryの脆弱性はReflected XSSに分類され、searchllパラメータを介して攻撃が実行可能となっている。この種の攻撃は特に入力サニタイズと出力エスケープが適切に実装されていない場合に発生しやすく、WordPressプラグインの開発においては入力値の検証と適切なエスケープ処理が重要となる。

Link Library 7.7.2の脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要となる。特にLink Libraryのような検索機能を持つプラグインは、ユーザー入力を扱う機会が多いため、入力値の検証とエスケープ処理の実装が重要である。

今後の課題として、プラグイン開発者によるセキュリティテストの強化と、定期的なコードレビューの実施が挙げられる。開発段階でのセキュリティ対策の実装と、リリース前の脆弱性診断を徹底することで、同様の問題の再発を防ぐことが可能である。

WordPressエコシステムの健全性を維持するためには、プラグイン開発者とセキュリティ研究者の協力が不可欠となる。脆弱性の報告から修正までのプロセスを効率化し、ユーザーへの影響を最小限に抑えるための体制作りが今後の課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13404, (参照 25-02-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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