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【CVE-2025-24559】WP Mailster 1.8.15.0以前にXSS脆弱性が発見、修正版の早急な適用が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WP Mailster 1.8.15.0以前にクロスサイトスクリプティングの脆弱性
  • CVE-2025-24559として識別された反射型XSS脆弱性
  • 修正版となるバージョン1.8.16.0がリリース

WP Mailsterに深刻な反射型XSS脆弱性が発見

Patchstack OÜは2025年2月3日、WordPress用プラグインWP Mailsterにおいて反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を発見したと発表した。この脆弱性は【CVE-2025-24559】として識別されており、影響を受けるバージョンは1.8.15.0以前のすべてのバージョンとなっている。[1]

この脆弱性は、Webページ生成時における入力の不適切な無害化に起因しており、CVSSスコアは7.1(High)と評価されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く設定されており、特権は不要だが利用者の関与が必要となっている。

brandtoss社は脆弱性の修正に取り組み、バージョン1.8.16.0において問題を解決した。すべてのユーザーに対して、最新バージョンへのアップデートが推奨されており、早急な対応が求められている。

WP Mailster脆弱性の詳細まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-24559
影響を受けるバージョン 1.8.15.0以前
脆弱性の種類 反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 7.1(High)
修正バージョン 1.8.16.0
発見者 João Pedro S Alcântara (Kinorth)

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
  • セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性がある

反射型XSSは、リンクやフォームを介して送信された悪意のあるコードがサーバーからそのまま返され、ユーザーのブラウザ上で実行される攻撃手法である。WP Mailsterの脆弱性もこの種類に分類され、ユーザーの関与が必要となるものの、特権は不要で攻撃条件の複雑さも低いため、早急な対応が推奨されている。

WP Mailsterの脆弱性対応に関する考察

WP Mailsterの脆弱性対応において評価できる点は、発見から修正版のリリースまでの迅速な対応である。CVSSスコアが7.1と比較的高い値を示していることから、開発元のbrandtoss社が security by designの考え方を重視していることが伺える。今後は同様の脆弱性を防ぐため、入力値のバリデーションやサニタイズ処理の強化が必要になるだろう。

WordPressプラグインのセキュリティ管理においては、定期的な脆弱性診断と迅速なアップデート適用が重要な課題となっている。プラグインの開発者には、セキュアコーディングガイドラインの遵守とコードレビューの徹底が求められており、ユーザー側には最新バージョンの適用と稼働監視の強化が必要だ。

また、WordPressエコシステム全体のセキュリティ向上に向けて、プラグイン開発者とセキュリティ研究者のコラボレーションがより重要になってくる。脆弱性情報の共有と修正パッチの展開を効率化することで、より強固なセキュリティ体制の構築が期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24559, (参照 25-02-13).

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