セキュリティ

SECURITY

公開：2025-02-13

【CVE-2025-0800】SourceCodester Online Courseware 1.0でクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、教育システムのセキュリティに警鐘

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SourceCodester Online Coursewareにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
• Edit Teacher機能のfnameパラメータに関する問題を確認
• CVSS 4.0でMediumレベルの深刻度と評価

SourceCodester Online Courseware 1.0のクロスサイトスクリプティング脆弱性

2025年1月29日、SourceCodester Online Courseware 1.0のEdit Teacher機能において、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見された。この脆弱性は/pcci/admin/saveeditt.phpファイル内のfnameパラメータに関連しており、リモートからの攻撃が可能であることが確認されている。この脆弱性は【CVE-2025-0800】として識別されている。^[1]

この脆弱性はCVSS 4.0で評価が行われ、深刻度はMediumレベルで5.1のスコアが付けられた。攻撃に必要な条件として、ネットワークからのアクセスが可能であることと高い権限が必要とされており、インテグリティへの影響が限定的であることが指摘されている。

さらに、この脆弱性はCWEにおいてクロスサイトスクリプティング（CWE-79）とコードインジェクション（CWE-94）の2つのカテゴリに分類されている。脆弱性の詳細は既に公開されており、攻撃コードが利用可能な状態にあることから、早急な対応が必要とされている。

SourceCodester Online Coursewareの脆弱性詳細

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クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebサイトに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
• 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
• セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性がある

SourceCodester Online Courseware 1.0の脆弱性は、Edit Teacher機能のfnameパラメータにおいて適切な入力値検証が行われていないことが原因である。このような脆弱性は、入力値の適切なサニタイズやエスケープ処理、コンテンツセキュリティポリシーの実装により防ぐことが可能だ。

SourceCodester Online Coursewareの脆弱性に関する考察

SourceCodester Online Coursewareの脆弱性は、教育機関で使用される可能性が高いシステムであることから、特に慎重な対応が必要となる。システム管理者は早急にパッチの適用やワークアラウンドの実装を検討する必要があり、特にEdit Teacher機能へのアクセス制限を強化することが推奨されるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化が重要となる。特にユーザー入力を扱う機能については、包括的な入力値検証とサニタイズ処理の実装が不可欠であり、定期的なセキュリティ監査の実施も検討する必要があるだろう。

また、教育システムのセキュリティ強化には、開発者向けのセキュリティトレーニングの実施も重要な課題となる。セキュアコーディングの基準を確立し、継続的なコードレビューを行うことで、より安全なシステム開発が可能になるはずだ。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0800, (参照 25-02-13).

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