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公開：2025-02-13

ShippioとForwarder-PROがシステム連携を開始、国際物流業務の効率化とDX推進に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ShippioとForwarder-PROがデータ連携を開始し業務効率化を実現
• 基幹業務から業務コミュニケーションまでシームレスに管理可能に
• 国際物流事業者向けプラットフォームで情報伝達を効率化

国際物流DXプラットフォームの連携による業務効率化

株式会社Shippioは2024年9月より国際物流事業者と荷主企業間のコミュニケーションを効率化するプラットフォーム「Shippio Works」の提供を開始している。このプラットフォームは膨大な書類や進捗確認などの情報をクラウド上で一元管理し、関係者間での共有を容易にするものだ。^[1]

関西総合システムが提供する「Forwarder-PRO」は40年以上の業務ノウハウを活かした国際物流事業者向けの基幹業務システムである。輸出入の見積から手配、実績管理、請求管理、NACCS連携まで、貿易・物流における複雑な業務プロセスを包括的に管理することが可能になっている。

このたび両システムの連携により、Forwarder-PROに登録された受発注案件をワンクリックでShippio Worksにアップロードできるようになった。国際物流事業者は基幹業務と荷主向けコミュニケーションを一元管理でき、従来のメールやExcelによる煩雑な情報伝達の手間を大幅に削減することが可能になっている。

システム連携の概要まとめ

Shippio Worksの詳細はこちら

クラウドシステムについて

クラウドシステムとは、インターネットを通じてサービスを提供するコンピューティング形態のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 場所や端末を問わずアクセス可能なサービス提供形態
• 導入・運用コストの最適化と柔軟なリソース管理
• 複数のユーザーやシステム間での円滑な情報共有

国際物流分野におけるクラウドシステムの活用は、関係者間の情報共有や業務効率化に大きく貢献している。Shippio WorksとForwarder-PROの連携は、クラウドならではの特性を活かし、国際物流事業者の業務プロセス改善を実現している。

物流DXプラットフォーム連携に関する考察

国際物流業界におけるデジタル化の遅れは長年の課題となっており、今回のシステム連携は業界全体のDX推進において重要な一歩となる。特に中小規模の物流事業者にとって、既存の基幹システムを活かしながら新しいデジタルコミュニケーション基盤を導入できる点は、導入障壁を下げる効果があるだろう。

今後の課題として、セキュリティの確保や従業員のデジタルリテラシー向上が挙げられる。クラウドシステムの特性上、データの取り扱いには細心の注意が必要であり、ユーザー企業における教育体制の整備も重要になってくるだろう。システムベンダー各社には、より使いやすいインターフェースの開発とサポート体制の充実が求められる。

API連携の実装により、さらなる業務の自動化や効率化が期待される。特に通関業務や船会社とのやり取りなど、より広範な業務領域でのデジタル化が進むことで、国際物流業界全体の生産性向上につながるはずだ。今後は異なるベンダー間でのデータ連携標準化も重要な検討課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国際物流事業者向けコミュニケーションプラットフォーム「Shippio Works」「Forwarder-PRO」との連携を開始 | 株式会社Shippioのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000025761.html, (参照 25-02-13).

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