公開:

【CVE-2024-13316】WordPressプラグインScratch & Winに認証回避の脆弱性、未認証ユーザーによるクーポン作成が可能な状態に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Scratch & Win プラグインに認証回避の脆弱性
  • 未認証ユーザーによるクーポン作成が可能に
  • 影響を受けるバージョンは2.8.0以前

WordPressプラグインScratch & Winの認証回避脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグイン「Scratch & Win - Giveaways and Contests」において、認証回避の脆弱性が発見されたことを2025年2月18日に公開した。この脆弱性は未認証ユーザーによるクーポンの作成を可能にするもので、バージョン2.8.0以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすことが判明している。[1]

この脆弱性は「CVE-2024-13316」として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは認証の欠如(CWE-862)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは不要とされているが、影響の範囲は限定的であるとされている。

脆弱性の具体的な内容としては、apmswn_create_discount()関数における機能チェックの欠如が原因とされている。この脆弱性により、未認証の攻撃者がクーポンを作成できる状態となっており、早急な対策が必要とされている。

脆弱性の詳細情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13316
影響を受けるバージョン 2.8.0以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 認証の欠如(CWE-862)
CVSSスコア 5.3(MEDIUM)
発見者 Peter Thaleikis

認証回避の脆弱性について

認証回避の脆弱性とは、システムやアプリケーションにおける認証メカニズムを迂回することで、本来アクセス権限のないユーザーが特定の機能や情報にアクセスできてしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 認証機能の不備や実装ミスにより発生
  • 権限のないユーザーによる不正アクセスが可能
  • システムのセキュリティを根本から脅かす深刻な問題

認証回避の脆弱性はWordPressプラグインにおいて特に注意が必要な問題となっている。Scratch & Winプラグインの場合、apmswn_create_discount()関数における認証チェックの欠如により、未認証のユーザーがクーポン作成機能にアクセスできる状態となっており、早急なアップデートによる対策が推奨されている。

Scratch & Win脆弱性に関する考察

Scratch & Winプラグインの脆弱性は、WordPressサイトのセキュリティ管理における重要な課題を浮き彫りにしている。プラグインの開発者は機能の実装に注力するあまり、基本的なセキュリティチェックを見落としてしまう可能性があり、特に認証機能の実装については慎重な対応が必要となるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発時のセキュリティレビューをより厳密に行う必要がある。特にWordPressのプラグイン開発においては、WordPress Coding Standardsに準拠したセキュリティチェックの実装や、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となってくるだろう。

また、サイト管理者側でも定期的なプラグインのアップデートチェックや、不要なプラグインの削除など、適切なセキュリティ管理が求められる。特に認証機能に関わるプラグインについては、脆弱性情報の監視や迅速なアップデート対応が重要となってくるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13316, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。