【CVE-2024-13227】Rank Math SEOプラグインにXSS脆弱性、Contributor権限で攻撃可能な状態に
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記事の要約
- Rank Math SEO 1.0.235以前のバージョンでXSS脆弱性を発見
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能
- 入力サニタイズと出力エスケープの不備が原因
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Rank Math SEOプラグインのXSS脆弱性に注意
WordfenceはWordPress用プラグイン「Rank Math SEO」のバージョン1.0.235以前に、格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が存在することを2025年2月13日に公開した。この脆弱性はRank Math APIにおける入力値のサニタイズと出力エスケープが不十分であることに起因しており、深刻度はMediumと評価されている。[1]
脆弱性が悪用された場合、Contributor以上の権限を持つ攻撃者が任意のWebスクリプトを注入することが可能となっており、ページにアクセスするユーザーの環境でスクリプトが実行される危険性がある。CVSSスコアは6.4と評価され、ネットワークからの攻撃が可能で攻撃条件の複雑さは低いとされている。
この脆弱性は「CVE-2024-13227」として識別されており、Craig Smithによって発見された。影響を受けるバージョンは1.0.235以前のすべてのバージョンであり、ユーザーの権限とネットワークアクセスがあれば容易に攻撃が可能な状態となっている。
CVE-2024-13227の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE ID | CVE-2024-13227 |
影響を受けるバージョン | 1.0.235以前 |
脆弱性のタイプ | 格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
必要な権限 | Contributor以上 |
発見者 | Craig Smith |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃成功時にユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
格納型XSSは特に深刻な脆弱性であり、悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、そのページにアクセスした全てのユーザーに影響を与える可能性がある。CVE-2024-13227の場合、Rank Math SEOプラグインのAPIを介して攻撃が可能であり、WordPress管理画面にアクセスできるユーザーが標的となる可能性が高い。
Rank Math SEOの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は継続的な課題となっており、特にSEO関連プラグインは高い権限を必要とすることから、セキュリティ面での慎重な実装が求められる。Rank Math SEOの場合、Contributor以上という比較的低い権限で攻撃が可能であることから、多くのWordPressサイトが潜在的なリスクにさらされている可能性があるだろう。
今後のセキュリティ対策として、入力値のバリデーションとサニタイズ処理の強化が必要不可欠となる。特にAPIエンドポイントでの入力処理については、より厳密なセキュリティチェックを実装することで、同様の脆弱性の発生を防ぐことができるはずだ。
WordPressエコシステムの健全な発展のためには、プラグイン開発者のセキュリティ意識向上が重要となる。特にSEOプラグインは多くのサイトで利用されているため、脆弱性が発見された際の影響は甚大となる可能性が高く、定期的なセキュリティ監査と迅速な脆弱性対応が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13227, (参照 25-02-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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