デザイン

DESIGN

公開：2025-02-27

AIKグループが産学連携で警備ユニフォームをデザイン、青山ファッションカレッジとドレスメーカー学院の学生作品を実用化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• AIKグループが産学連携デザインコンテストの優秀作品を展示
• オリジナルユニフォームを青山ファッションカレッジの制作展で公開
• メンズ・レディース両デザインで機能性とスタイリッシュさを両立

AIKグループのオリジナルユニフォームデザインコンテスト展示開始

株式会社AIKは青山ファッションカレッジとドレスメーカー学院との産学連携プロジェクトにおいて、オリジナルユニフォーム合同デザインコンテストの優秀作品をベースにしたユニフォームを完成させ、2025年2月22日にスパイラルホールで開催された青山ファッションカレッジの卒業・修了制作展にて展示を行った。このプロジェクトは2024年4月から両校の授業カリキュラムの一環として実施され、デザインコンセプトの立案から制作までを総合的に学ぶ機会となっている。^[1]

完成したユニフォームはメンズ・レディースともに動きやすさを最優先に設計されており、スタイリッシュなデザインと実用的な機能性を両立している。マジックテープによる防寒対策や落下防止機能に加え、袖とパンツの脇にステッチテープを配置することで、誘導棒の固定や鍵の取り付けが可能な実用的な仕様となっている。

このプロジェクトでは2024年6月から7月にかけて各校でプレゼン大会を実施し、グランプリ作品と優秀賞の2作品を選出した。選ばれた作品は今後AIKグループ各社の警備現場での実際の着用も予定されており、デザイン性と機能性を兼ね備えた新しい警備ユニフォームとして期待が高まっている。

警備ユニフォームの特徴まとめ

コンテストの詳細はこちら

産学連携プロジェクトについて

産学連携プロジェクトとは、企業と教育機関が協力して実践的な教育や研究開発を行う取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 実務に即した実践的な学習機会の提供
• 企業の実際のニーズに基づいた課題解決型学習
• 学生のキャリア形成と企業の人材育成の両立

AIKグループと教育機関の連携では、授業カリキュラムの一環として警備ユニフォームのデザインコンテストを実施することで、実践的なデザインスキルの習得が可能となっている。選出された作品は実際の警備現場での使用も予定されており、学生の成果が直接社会に還元される意義深いプロジェクトとなっている。

警備用ユニフォームデザインコンテストに関する考察

AIKグループの産学連携プロジェクトは、警備業界の実用性とファッション性を融合させる革新的な試みとして評価できる。従来の警備ユニフォームは機能性重視で、デザイン面での魅力が限定的であったが、今回のプロジェクトでは専門学校の学生たちの斬新な発想により、実用性とデザイン性の両立が実現されている。

今後の課題として、実際の警備現場での着用時における耐久性や快適性の検証が必要となるだろう。特に季節や天候による影響、長時間の着用による疲労度、そして様々な警備シーンでの動作性能について、継続的な評価とフィードバックが重要となる。さらに、ユニフォームの量産化における品質管理やコスト面での課題も慎重に検討する必要がある。

将来的には、環境負荷の低減や持続可能性を考慮した素材選定、スマートウェア技術の導入による警備業務の効率化など、より広範な視点からの開発が期待される。産学連携による継続的なイノベーションを通じて、警備業界全体の価値向上につながることが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AIKグループ、産学連携プロジェクト 優秀賞作品展示 | 株式会社AIKのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000058647.html, (参照 25-02-27).

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