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【CVE-2024-13554】WP Extended 3.0.13に認証機能の不備、未認証攻撃者による投稿順序操作の危険性

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WP Extended 3.0.13以前のバージョンに認証不備の脆弱性
  • 未認証の攻撃者による投稿順序の操作が可能
  • CVE-2024-13554として脆弱性が特定される

WP Extended 3.0.13の認証機能における重大な脆弱性

WordPressプラグイン「The Ultimate WordPress Toolkit - WP Extended」において、重大な脆弱性が2025年2月12日に公開された。この脆弱性は認証機能の不備によるもので、reorder_route()関数における権限チェックの欠如が原因となっている。未認証の攻撃者による投稿順序の操作を可能にする深刻な問題が存在するのだ。[1]

本脆弱性はCVSS v3.1のスコアリングシステムにおいて、基本スコア5.3のミディアムレベルと評価されている。攻撃の実行には特別な権限や条件が不要であり、ネットワーク経由での攻撃が可能となっているため、早急な対応が必要となっているだろう。

影響を受けるバージョンは3.0.13以前のすべてのバージョンとなっており、脆弱性の発見者としてtptNhanが報告している。この脆弱性はCWE-862(Missing Authorization)に分類され、認証機能の不備による情報セキュリティ上の重大な問題となっている。

WP Extended 3.0.13の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13554
影響度 CVSS 5.3(ミディアム)
脆弱性の種類 CWE-862(認証機能の不備)
影響を受けるバージョン 3.0.13以前の全バージョン
公開日 2025年2月12日

認証機能の不備について

認証機能の不備とは、システムやアプリケーションにおいて、ユーザーの識別や権限の確認が適切に行われていない状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの身元確認や権限チェックが不十分
  • 未認証ユーザーによる不正アクセスのリスク
  • データの改ざんや情報漏洩の可能性

WP Extendedの脆弱性では、reorder_route()関数における認証チェックの欠如により、未認証の攻撃者が投稿の順序を操作できる状態となっている。この種の脆弱性は、WordPressサイトのコンテンツ管理における重大なセキュリティリスクとなり得るため、早急なアップデートが推奨される。

WP Extended 3.0.13の脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに深刻な影響を及ぼす可能性がある重要な問題だ。特にWP Extendedのような広く使用されているプラグインの場合、攻撃者によって悪用される可能性が高く、早急な対応が必要となっているだろう。

今後は認証機能のセキュリティ強化が重要な課題となってくるはずだ。特にプラグイン開発においては、機能の実装段階から認証チェックを徹底し、セキュリティバイデザインの考え方を取り入れることが望ましいだろう。

またWordPressコミュニティ全体として、脆弱性情報の共有や報告の仕組みをより強化していく必要がある。プラグイン開発者とセキュリティ研究者の協力関係を深め、より安全なエコシステムを構築することが今後の課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13554, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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