セキュリティ

SECURITY

公開：2025-02-27

QNAPがSECURITY SHOW 2025に出展、グッドデザイン賞受賞のNVR TVR-AI200を展示へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• QNAPがSECURITY SHOW 2025に出展を発表
• グッドデザイン賞受賞のNVR TVR-AI200を展示予定
• 台湾本社からセキュリティ開発担当者が来日

QNAPのNVR TVR-AI200が映像監視システムの革新を加速

QNAP株式会社は2025年3月4日から7日まで、東京ビッグサイトで開催されるSECURITY SHOW 2025にブース番号SS7088で出展することを2025年2月25日に発表した。2024年グッドデザイン賞を受賞した最新のネットワークビデオレコーダーTVR-AI200が展示され、台湾本社からセキュリティソリューション開発担当者も来日する予定だ。^[1]

TVR-AI200は802.3at PoE+に対応した16ポートのGigabit PoEスイッチを内蔵しており、IPカメラを直接接続するだけで監視カメラシステムを構築できる革新的な設計となっている。チェーンストアやオフィスビル、倉庫、工場など様々な環境における映像監視ソリューションを提供し、多拠点の分散監視や集中バックアップのニーズにも対応する設計が特徴だ。

管理用ネットワークとカメラネットワークを分離可能な設計により、監視のセキュリティとプライバシーを強化し、サイバーセキュリティリスクを低減できる機能を実装している。4K HDMI出力に対応し、合計16MPの高解像度映像を同時再生可能で、200以上のブランド、9000台以上のカメラをサポートするマルチベンダー対応も実現した。

TVR-AI200の主要機能まとめ

SECURITY SHOW 2025の詳細はこちら

NPUについて

NPUとは「Neural Processing Unit」の略称で、人工知能処理に特化した専用プロセッサのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• AI処理に最適化された演算処理ユニット
• 顔認識や人数カウントなどの画像解析処理に特化
• 低消費電力で効率的な並列処理が可能

TVR-AI200に搭載されているNPUプロセッサは、監視カメラシステムにおける高度なAI処理を実現する重要なコンポーネントとなっている。1チャンネルの顔認識および1チャンネルの人数カウント機能をサポートし、リアルタイムでの映像解析と不審者の検出を可能にしている。

TVR-AI200に関する考察

TVR-AI200は、IPカメラを直接接続するだけで監視カメラシステムを構築できる統合的なソリューションとして評価できる。特にPoEスイッチの内蔵により配線工事が簡素化され、導入コストの削減と設置作業の効率化が期待できるだろう。

今後の課題として、AI機能の処理チャンネル数の拡大が挙げられる。現状では顔認識と人数カウントがそれぞれ1チャンネルに限定されており、大規模施設での運用には制限が生じる可能性がある。NPUの処理能力向上や複数NPUの搭載により、同時処理可能なチャンネル数を増やすことが望まれる。

映像監視システムの将来性を考えると、クラウドとの連携強化やエッジコンピューティングの活用が重要になってくるだろう。特に5G通信の普及に伴い、リアルタイムでの高精細な映像転送や分析処理の需要が高まると予想される。TVR-AI200には、こうした技術トレンドへの対応が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「QNAPはSECURITY SHOW 2025に出展します | QNAP株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000084405.html, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧