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パナソニック コネクトがSaaS型シフト最適化サービスCYTIS Shift for Logisticsを提供開始、花王の全44拠点に導入完了し業務効率化を推進

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • パナソニック コネクトがCYTIS Shift for Logisticsを提供開始
  • 花王のロジスティクスセンター全44拠点に導入完了
  • 倉庫業務の標準化と人員計画の最適化を実現

パナソニック コネクトが物流向けシフト最適化サービスを展開

パナソニック コネクト株式会社は2025年2月26日、倉庫業務の標準化と人員計画の最適化を実現するSaaS型シフト最適化サービス「CYTIS Shift for Logistics」の提供を開始したと発表した。このサービスは発表に先立って花王のロジスティクスセンター全44拠点への導入が完了しており、業務効率化への貢献が期待されている。[1]

物流業界では慢性的な人手不足や人件費、物流コストの高騰が進行しており、倉庫運営のさらなる効率化が求められている状況が続いていた。CYTIS Shift for Logisticsは、これらの課題に対してAIによる数理最適化を活用し、入出荷物量の予測データや業務の生産性、作業の制約事項を考慮した最適な人員配置とシフトの自動作成を実現するものである。

花王での導入事例では、約10人規模のエリア作業員に対して約11~18%の人時削減が見込まれている。インダストリアル・エンジニアリングの知見を活かした作業の標準化と、AIによる最適化技術の組み合わせにより、ベテラン社員に依存しない効率的な現場運営の実現を目指している。

CYTIS Shift for Logisticsの機能概要

項目 詳細
主要機能 AIによる最適な人員配置・シフトの自動作成
導入効果 倉庫全体の人時において1日あたり最大70時間の削減が可能
対応データ 入出荷物量予測、業務生産性、作業制限、従業員の勤務条件
導入実績 花王ロジスティクスセンター全44拠点

インダストリアル・エンジニアリングについて

インダストリアル・エンジニアリングとは、生産や事務作業の計画や仕組みを科学的・論理的に構築し、業務の効率化を図る工程管理技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 作業の可視化と標準値の設定による効率化
  • 実作業とのギャップ分析による継続的改善
  • 科学的アプローチによる生産性向上

パナソニック コネクトでは、このインダストリアル・エンジニアリングの手法を製造、物流、流通分野に適用している。CYTIS Shift for Logisticsにおいても、作業の種類や内容を明確に定義し可視化することで、倉庫業務の標準化を実現するサポートを行っている。

参考サイト

  1. ^ Panasonic. 「シフト最適化ソリューション「CYTIS Shift for Logistics」を提供開始 | 企業・法人向けソリューション | 製品・サービス | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニック ニュースルーム ジャパン」. https://news.panasonic.com/jp/press/jn250226-1, (参照 25-02-28).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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