PathfinderがJR西日本の事業共創プログラムを通過、カタレン実証実験の拡大で地域活性化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

Pathfinder株式会社は2025年2月27日、JR西日本グループの事業共創プログラム「ベルナル」において二次審査を通過したことを発表した。これまで広島駅～福山駅間で展開していた片道レンタカー「カタレン」の実証実験は、ユーザー満足度向上に寄与することが確認されている。^[1]

今回の二次審査通過を受け、実証実験の対象エリアを再検討し、エリアの拡大と多様な利用シーンの検証を実施する予定となっている。実証実験の強化に向けて新たにアディッシュプラス株式会社が参画し、3社体制での検証を進めることが決定した。

最終審査は2025年8月29日に予定されており、それまでの期間で実証実験を重ねながら地域活性化の取り組みを強化していく方針だ。Pathfinderは社会実装の加速を目指し、より多くの地域や利用者に寄り添うサービス展開を推進していく。

項目	詳細
実証実験エリア	広島駅～福山駅間（今後拡大予定）
実施企業	Pathfinder、JR西日本グループ、アディッシュプラス
サービス内容	駅レンタカー車両を使用した片道レンタカー
最終審査予定日	2025年8月29日
期待される効果	行動範囲の拡大、多様な体験の創出

MaaSとは「Mobility as a Service」の略称で、複数の交通手段を一つのサービスとして統合し、シームレスな移動体験を提供する概念のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

Pathfinderは2020年の設立以来、MaaS領域での革新的なサービス開発に取り組んでおり、2022年3月には日本初となる片道専用レンタカーのマッチングサービス「カタレン」をリリースした。移動のハードルを下げるための取り組みを幅広く展開している。

片道レンタカー「カタレン」は従来のレンタカーサービスの課題を解決する革新的なアプローチを提示している。返却場所の制約を解消することで利用者の行動範囲が広がり、より多様な観光体験や地域交流が可能になることから、地域活性化への貢献が期待できるだろう。

一方で、車両の偏在や需給バランスの調整が今後の課題として考えられる。実証実験の対象エリア拡大に伴い、効率的な車両配置や運用システムの構築が不可欠であり、アディッシュプラス社の参画によって新たな知見やノウハウが加わることが期待される。

今後はデジタルツインやAI技術の活用により、より効率的な配車システムの確立が求められる。JR西日本グループの持つインフラや知見と、Pathfinderの技術力を組み合わせることで、持続可能な地域モビリティサービスのモデルケースとなる可能性を秘めている。

^ PR TIMES. 「Pathfinder、JR西日本グループの事業共創プログラム「ベルナル」二次審査を通過し、カタレン実証実験の大幅な拡大とアディッシュプラス社を迎え新たなユースケースを検証へ | Pathfinder株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000067457.html, (参照 25-03-01).

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