DX

ディーエックス

公開：2025-03-01

オリコがデジタル分割払い「ワケタラ」を開始、スマートフォンアプリで即時利用可能な新サービスを展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オリコがデジタル分割払いサービス「ワケタラ」を開始
• スマートフォンアプリで簡単に申込みと決済が可能
• 審査完了後は即時利用できる継続的な分割払いを実現

オリコのデジタル分割払い「ワケタラ」がもたらす新たな顧客体験

株式会社オリエントコーポレーションは、スマートフォンアプリを活用した新しいデジタル分割払いサービス「ワケタラ」を2025年2月28日より提供開始した。従来のショッピングクレジットでは利用の都度申込みと審査が必要だったが、ワケタラでは一度の審査完了後に利用可能枠内で継続的な分割払いが可能になる。^[1]

オリコは2023年7月より認定包括信用購入あっせん事業者登録による性能規定与信を開始し、同年9月にOrico Code決済、2024年3月にデジタルカードを実現してきた。ワケタラはこれらの商品を組み合わせた新サービスとして、より簡便で即時性のある分割払い体験を提供することが可能になった。

利用者はワケタラ専用アプリをダウンロードして申し込みを行い、審査完了後はQRコードやバーコードを読み取るだけで決済が完了する仕組みとなっている。加盟店はアプリで簡単に確認でき、対応店舗であればスマートフォン一つで分割払いを利用できる環境が整備された。

ワケタラの主な特徴まとめ

包括信用購入あっせん事業について

包括信用購入あっせん事業とは、クレジットカード等を利用して、継続的に商品等の購入やサービスの提供を受けることができる信用取引のシステムを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 事前に利用限度額を設定し、その範囲内で繰り返し利用可能
• 利用の都度の審査が不要で、スピーディな取引が実現
• 加盟店との契約に基づき、広範な取引に対応可能

オリコは2023年7月より認定包括信用購入あっせん事業者として性能規定与信を開始し、デジタル分野での取り組みを強化している。性能規定与信の導入により、より柔軟な与信判断が可能となり、顧客のニーズに合わせた分割払いサービスの提供が実現した。

デジタル分割払い「ワケタラ」に関する考察

ワケタラの導入により、従来の分割払いに必要だった煩雑な手続きが大幅に簡素化され、顧客の利便性が向上することが期待される。スマートフォンアプリを活用した直感的な操作性と、QRコードやバーコードによる決済の即時性は、若年層を中心とした新規顧客の獲得にも寄与するだろう。

一方で、デジタル決済の普及に伴うセキュリティリスクや、過剰与信による多重債務問題への対策が今後の課題となる可能性がある。利用限度額の適切な設定や、与信審査の精度向上に加え、ユーザーへの適切な情報提供と教育が重要になってくるだろう。

今後はフィンテック技術の更なる進化により、よりパーソナライズされた与信判断や、リアルタイムでの利用状況分析が可能になると考えられる。オリコには、テクノロジーの活用と顧客保護の両立を図りながら、革新的な金融サービスの開発を続けることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「オリコ、デジタル分割払い「ワケタラ」の取り扱いを開始！ | 株式会社オリエントコーポレーションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000315.000084623.html, (参照 25-03-01).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧