【CVE-2025-27110】Libmodsecurity3にHTML実体デコードの脆弱性、重大な影響でアップデート推奨
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記事の要約
- Libmodsecurity3 3.0.13にHTML実体のデコード不具合
- 先頭にゼロを含むHTML実体のデコードが不可能
- バージョン3.0.14で修正済みの重大な脆弱性
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Libmodsecurity3のHTML実体デコードバイパス脆弱性
GitHubは2025年2月25日、ModSecurity v3プロジェクトのコンポーネントであるLibmodsecurity3のバージョン3.0.13において、重大な脆弱性【CVE-2025-27110】を公開した。この脆弱性は、先頭にゼロを含むHTML実体をデコードできない問題で、ModSecurityコネクタを介したWebトラフィックの処理に影響を及ぼす可能性がある。[1]
CVSSスコアは7.9(HIGH)と評価されており、攻撃者が特別な権限なしにネットワーク経由で攻撃可能な深刻な脆弱性となっている。この問題に対する回避策は現時点で提供されておらず、Libmodsecurity3の利用者は早急な対応が求められる状況だ。
修正版となるバージョン3.0.14がすでにリリースされており、システム管理者はアップデートを検討する必要がある。この脆弱性はCWE-172(エンコーディングエラー)に分類され、情報セキュリティの観点から重要な対策が必要とされている。
Libmodsecurity3の脆弱性概要
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-27110 |
影響を受けるバージョン | Libmodsecurity3 3.0.13 |
CVSSスコア | 7.9(HIGH) |
脆弱性の種類 | CWE-172(エンコーディングエラー) |
修正バージョン | Libmodsecurity3 3.0.14 |
発見日 | 2025年2月25日 |
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エンコーディングエラーについて
エンコーディングエラーとは、データの符号化や復号化の過程で発生する問題を指す技術用語である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 文字コードの変換や解釈の際に発生する不具合
- データの整合性や安全性に影響を及ぼす可能性
- セキュリティ上の脆弱性につながるリスク
Libmodsecurity3の脆弱性では、先頭にゼロを含むHTML実体のデコードができないエンコーディングエラーが発生している。このような問題は、Webアプリケーションのセキュリティ機能を回避される可能性があり、適切な対策が必要不可欠である。
Libmodsecurity3の脆弱性に関する考察
Libmodsecurity3のバージョン3.0.13における脆弱性は、WebアプリケーションファイアウォールとしてのModSecurityの重要な機能に影響を与える深刻な問題である。HTML実体のデコード処理は基本的な機能であり、この機能の不具合によってセキュリティチェックがバイパスされる可能性は看過できない問題だろう。
今後は同様の問題を防ぐため、エンコーディング処理のテストケースを拡充し、特殊なパターンに対する処理の検証を強化する必要がある。また、セキュリティ製品の開発においては、エッジケースの処理に特に注意を払い、より堅牢な実装を目指すべきだ。
長期的には、ModSecurityプロジェクト全体のコード品質向上とセキュリティテスト強化が求められる。継続的なセキュリティレビューと脆弱性診断の実施により、同様の問題の早期発見と修正が可能になるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-27110, (参照 25-03-05).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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