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【CVE-2025-1128】WordPress用Everest Forms 3.0.9.4に深刻な脆弱性、未認証でのファイル操作が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Everest Forms 3.0.9.4以前に深刻な脆弱性が発見
  • 未認証での任意のファイルアップロード・読み取り・削除が可能
  • CVSSスコア9.8のクリティカルな脆弱性と評価

Everest Forms 3.0.9.4の重大な脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグインEverest Formsにおいて、未認証での任意のファイルアップロード・読み取り・削除を可能にする深刻な脆弱性を2025年2月25日に公開した。この脆弱性はEVF_Form_Fields_Uploadクラスのformatメソッドにおけるファイルタイプとパスの検証が不十分なことに起因している。[1]

この脆弱性は全バージョンからバージョン3.0.9.4までのEverest Formsに影響を及ぼすことが判明している。攻撃者は認証なしでサーバー上の任意のファイルをアップロード・読み取り・削除できるため、リモートコード実行や機密情報の漏洩、サイト乗っ取りなどの深刻な被害につながる可能性が高い。

CVSSスコアは9.8と評価され、攻撃の難易度が低く特権も不要なことから、最も深刻度の高いクリティカルレベルに分類されている。脆弱性はCWE-434として分類され、危険なタイプのファイルの無制限アップロードを可能にする問題として特定された。

Everest Forms脆弱性の詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-1128
影響を受けるバージョン 3.0.9.4以前の全バージョン
脆弱性の種類 任意のファイルアップロード・読み取り・削除
CVSSスコア 9.8(クリティカル)
発見者 Arkadiusz Hydzik

ファイルアップロードの脆弱性について

ファイルアップロードの脆弱性とは、Webアプリケーションにおいて適切な検証や制限なしにファイルをアップロードできる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 攻撃者による悪意のあるファイルのアップロードが可能
  • サーバー上での任意のコード実行につながる危険性
  • 適切なファイル検証とアクセス制御による対策が必要

Everest Formsの脆弱性では、EVF_Form_Fields_Uploadクラスのformatメソッドにおけるファイルタイプとパスの検証が不十分であることが原因となっている。この問題により、攻撃者は認証なしでサーバー上の任意のファイルを操作できる状態となり、深刻なセキュリティリスクとなっている。

Everest Forms脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、多くのウェブサイトに影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要である。Everest Formsは問い合わせフォームやアンケートなど重要な機能を提供するプラグインであり、その脆弱性は顧客データの漏洩やサイトの改ざんにつながる恐れがある。

今後はプラグイン開発者による定期的なセキュリティ監査とコードレビューの強化が求められる。特にファイルアップロード機能は攻撃の標的となりやすいため、入力値の厳格な検証や適切なアクセス制御の実装が不可欠だろう。

Everest Formsユーザーは速やかなアップデートが推奨されるが、長期的な対策としてフォーム機能の代替手段の検討も必要かもしれない。WordPressエコシステム全体でのセキュリティ意識の向上と、脆弱性情報の共有体制の強化が望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1128, (参照 25-03-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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