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三井E&S造船が内海造船建造のLNG燃料フェリーにFGSSを提供、環境負荷低減と海運業界の脱炭素化に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

三井E&S造船が内海造船建造のLNG燃料フェリーにFGSSを提供、環境負荷低減と海運業界の脱炭素化に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • 三井E&S造船がLNG燃料フェリーにFGSSを提供
  • 内海造船建造の「さんふらわあ かむい」が就航
  • 脱炭素化に向けた新燃料船への技術支援を強化

三井E&S造船のLNG燃料フェリー向けFGSS提供と内海造船との協業

三井E&S造船は、内海造船が建造した大洗~苫小牧航路初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」向けにガス燃料供給装置を2025年3月4日に提供した。15,512総トンの本船には、ガスパートエンジニアリングおよびLNG燃料タンクを含むFGSS一式が搭載され、設計初期段階から内海造船と共同で最適な機器構成・燃料タンク容量を検討してきた。[1]

FGSSの提供において、三井E&S造船は各メーカーへの機器調達からコミッショニング、竣工後のアフターサービスまで一貫して対応している。脱炭素社会の実現に向けた環境規制や新ルールの適用を受け、船舶の燃料も重油専焼から新燃料焚きへの転換期を迎えていることから、今回の取り組みは重要な意味を持つ。

三井E&S造船は40年以上に及ぶLNG船建造の経験を有しており、100年を超える船舶設計・建造の実績がある。新燃料関連エンジニアリングへの対応や海上輸送の安全性向上など、社会やお客様のニーズに応える技術サポートを提供することで、海運業界の環境負荷低減に貢献している。

LNG燃料フェリー向けFGSSの詳細

項目 詳細
船舶名 さんふらわあ かむい
総トン数 15,512トン
航路 大洗~苫小牧
提供システム FGSS(ガス燃料供給装置)一式
主要構成 ガスパートエンジニアリング、LNG燃料タンク
サービス範囲 機器調達、コミッショニング、アフターサービス

FGSSについて

FGSSとは「Fuel Gas Supply System」の略称で、LNGなどのガス燃料を船舶のエンジンに供給するための統合システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • LNG燃料の安定供給と適切な温度・圧力管理を実現
  • 環境規制に対応した低排出ガスシステムを提供
  • 高い安全性と信頼性を確保した燃料供給を実現

FGSSは船舶の環境負荷低減に重要な役割を果たすシステムであり、三井E&S造船の豊富なLNG船建造経験が活かされている。40年以上に及ぶLNG関連技術の蓄積により、安全性と効率性を両立した燃料供給システムを実現し、海運業界の脱炭素化に向けた取り組みを支援している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「三井E&S造船、内海造船建造のLNG燃料船フェリーへFGSSを提供 | ツネイシホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000115319.html, (参照 25-03-05).

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