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公開：2025-03-07

SnowflakeがMicrosoftとAIパートナーシップを拡大、Cortex AIでOpenAIモデルの直接利用が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SnowflakeがMicrosoftとのパートナーシップを拡大しAI機能を強化
• Snowflake Cortex AIでOpenAIモデルの直接利用が可能に
• Microsoft 365 CopilotとTeamsにSnowflake Cortex Agentsを統合予定

SnowflakeとMicrosoftのAIパートナーシップ拡大によりデータ活用が進化

Snowflakeは2025年2月26日、Microsoftとのパートナーシップ拡大を発表し、フルマネージドAIサービス「Snowflake Cortex AI」においてOpenAIのモデルを直接利用可能にすることを明らかにした。Microsoft Azure OpenAI ServiceをAzure AI Foundryと統合することで、OpenAIの最先端モデルをSnowflake内のMicrosoft Azureリージョンで利用できるようになる。^[1]

SnowflakeのクロスリージョンおよびクロスクラウドのAI推論により、世界中の顧客は複雑な統合や手動設定を必要とせずにOpenAIのモデルにシームレスにアクセスすることが可能になった。Microsoft Azureとの緊密な統合を通じて強固なセキュリティ保証が確保され、あらゆるクラウドプロバイダーの顧客に対して保護された接続環境が提供される。

さらにSnowflakeは、Microsoft 365 CopilotとMicrosoft Teamsのエンドユーザー向けにSnowflake Cortex Agentsの提供を2025年6月から開始する予定だ。この統合により、Microsoftの顧客は日常的に使用するツール上でSnowflakeのデータに直接アクセスし、自然言語でインサイトを得ることが可能になる。

Snowflake Cortex AIの機能まとめ

フルマネージドAIサービスについて

フルマネージドAIサービスとは、AIモデルの運用や管理をサービスプロバイダーが一括して提供するクラウドサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• インフラストラクチャの管理が不要で導入が容易
• セキュリティとコンプライアンスの一元管理が可能
• スケーラビリティと高可用性の確保が容易

Snowflake Cortex AIはフルマネージドAIサービスとして、OpenAIモデルの利用からデータの管理まで一貫した環境を提供する。企業はインフラ管理の負担なく、高度なAI機能とデータ分析基盤を組み合わせたソリューションを構築できる。

Snowflake Cortex AIに関する考察

Snowflake Cortex AIによるOpenAIモデルの直接利用は、企業のAI導入における技術的障壁を大幅に低減させる可能性を秘めている。既存のデータ基盤とAIモデルの統合が容易になることで、企業は本来の目的であるビジネス価値の創出に注力できるようになるだろう。

一方で、複数のクラウドプロバイダーを跨いだデータの取り扱いには、法規制やコンプライアンスの観点で慎重な対応が必要となる。特にグローバル展開を見据えた場合、各地域の規制に準拠したデータガバナンスの確立が重要な課題となるはずだ。

今後はAIモデルの選択肢をさらに拡充し、業界特化型のソリューション提供も期待される。企業固有の要件に応じたカスタマイズ性の向上と、セキュリティ強化の両立が、サービスの普及における重要な鍵となるだろう。

参考サイト

1. ^ Open AI. 「Snowflake Securely Integrates Microsoft Azure OpenAI Service to Provide Access to the Latest OpenAI Models with Expanded Microsoft Partnership」. https://www.snowflake.com/en/news/press-releases/snowflake-securely-integrates-microsoft-azure-openai-service-to-provide-access-to-the-latest-openai-models-with-expanded-microsoft-partnership/, (参照 25-03-07).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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