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公開：2025-03-14

イージーソフトがハーモス経費の請求書AI-OCR機能をアップデート、読み取り範囲の選択機能で業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• イージーソフトが請求書AI-OCR機能をアップデート
• 請求書の読み取り範囲を3パターンから選択可能に
• 支払依頼業務の効率化を実現

ハーモス経費の請求書AI-OCR機能が大幅アップデート

イージーソフト株式会社は経費精算システム「HRMOS（ハーモス）経費」の請求書AI-OCR機能に新機能を追加し、2025年3月12日に正式リリースを行った。読み取り範囲選択機能の導入により、請求書の処理方法を企業の運用に合わせて1ページ目のみ、全ページ、読み取らないの3つのパターンから選択することが可能になるのだ。^[1]

請求書内容の読み取り機能は取引日や明細、金額、取引先名、振込先情報、住所、適格請求書発行事業者登録番号などを正確に読み取り、支払依頼伝票への自動転記を実現している。過去データを参照する自動取得機能によって負担部門や勘定科目の紐付けも自動化され、業務効率の向上に大きく貢献するだろう。

読み取ったインボイス番号は国税庁のデータベースに登録番号を照合し事業者名を表示する仕組みが実装されており、登録した請求書は電子帳簿保存法の要件を満たしたデータとして保存が可能だ。2025年4月1日からは料金を改定し、30枚から契約可能な新しい価格体系での提供を開始する。

請求書AI-OCR機能の読み取りパターンまとめ

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AI-OCRについて

AI-OCRとは、人工知能を活用した光学文字認識技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来のOCRと比較して高精度な文字認識が可能
• 手書き文字や歪んだ文字も正確に読み取り可能
• 学習機能により認識精度が継続的に向上

請求書処理においてAI-OCR技術は、取引先ごとに異なるフォーマットや記載方法の請求書を正確に読み取ることを可能にする重要な機能となっている。インボイス制度への対応や電子帳簿保存法の要件を満たしたデータ保存にも対応することで、企業の経理業務の効率化に大きく貢献している。

請求書AI-OCR機能のアップデートに関する考察

請求書AI-OCR機能の読み取り範囲選択機能の追加は、企業の規模や業態によって異なる請求書処理の要件に柔軟に対応できる点で高く評価できる。ただし、請求書のフォーマットや記載内容の標準化が進んでいない現状では、AI-OCRの認識精度に関して課題が残る可能性があるだろう。

課題解決に向けては、AI-OCRエンジンの継続的な改善と学習データの蓄積が重要となるが、業界標準のフォーマット策定や電子インボイスの普及促進も並行して進める必要がある。将来的には、取引先との連携機能やクラウドストレージとの連携強化によって、より seamlessな請求書処理の実現が期待できるだろう。

インボイス制度の本格運用が始まる中、中小企業における経理業務のデジタル化は急務となっている。AI-OCR機能の料金改定により導入障壁が下がることで、より多くの企業が経理DXに取り組めるようになると考えられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ハーモス経費｜請求書AI-OCR機能をアップデート、請求書支払業務がもっとスムーズに | イージーソフト株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000085579.html, (参照 25-03-14).

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