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ローデ・シュワルツとCeva社が次世代Bluetooth OTA UTPテストモードに対応したソリューションを世界で初めて開発、小型デバイスのテストが容易に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ローデ・シュワルツとCeva社が次世代Bluetooth OTA UTPテストモードに対応したソリューションを世界で初めて開発、小型デバイスのテストが容易に

PR TIMES より


記事の要約

  • ローデ・シュワルツとCeva社がBluetooth OTA UTPテストモードに対応したソリューションを発表
  • R&S CMWテスタにCeva社の無線制御ソフトウェアを統合
  • 小型・高集積デバイスのワイヤレステストが可能に

次世代Bluetooth UTPテストモードへの対応進む

ローデ・シュワルツとCeva社は、次期Bluetooth仕様で導入予定のOTA UTPテストモードに対応した世界初のテストソリューションを2025年3月12日に発表した。R&S CMW無線機テスタをプラットフォームとし、Ceva-Waves Bluetooth Low Energy制御ソフトウェアを統合することで、ワイヤレスでのデバイステストを実現している。[1]

従来のBluetooth Low Energyデバイステストでは、試験機器と被試験デバイスを制御ケーブルで接続する必要があり、特に小型で高度に集積された機器では接続が困難であった。新たなUTPテストモードにより、ケーブル接続なしでOTAによる試験制御メッセージの送信が可能になり、テストの実施が大幅に簡素化されている。

Ceva-Waves Bluetooth Low EnergyプラットフォームはSoCへの低電力Bluetooth機能の統合を実現し、すでに数十億台のデバイスで採用されている。Bluetooth SIGの認定も取得済みで、消費者製品から車載・モバイル・スマートホームまで幅広い市場で活用されており、その完成度と安定性が高く評価されている。

新テストソリューションの特徴まとめ

従来方式 新方式(UTPテストモード)
接続方式 有線(制御ケーブル) 無線(OTA)
対応規格 ダイレクトテストモード UTPテストモード
テスト実施 複雑 シンプル
適用範囲 制限あり 幅広い対応

OTAについて

OTAとは「Over The Air」の略称で、無線通信を介してデータやソフトウェアの送受信を行う技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 物理的な接続なしでデータ通信が可能
  • 遠隔での更新やテストが実施可能
  • 様々な無線通信規格に適用可能

Bluetooth機器のテストにおいて、OTA技術の採用により従来の有線接続による制約が解消される。特に小型で高度に集積されたデバイスでは、物理的な接続ポートの確保が困難な場合が多く、OTAによるテスト手法は製品開発やテストプロセスの効率化に大きく貢献する可能性がある。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ローデ・シュワルツと Ceva 社、来るBluetooth® OTA UTP テストモードに対応した業界初のテストソリューションを発表 | ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000104512.html, (参照 25-03-14).

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