AI

エーアイ

公開：2025-03-19

RobloxがAIモデル「Cube 3D」を発表、テキストから3Dオブジェクトを生成する基盤技術をオープンソースで公開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• RobloxがAIモデル「Cube 3D」を発表しオープンソース化
• テキストプロンプトから3Dオブジェクトを直接生成可能
• Roblox StudioとLua APIでベータ版メッシュ生成が利用可能に

RobloxがAIモデル「Cube 3D」を発表、3Dオブジェクト生成基盤をオープンソースとして公開

ゲーム作成・共有プラットフォーム「Roblox」を運営する米Robloxは3月17日、テキストプロンプトから3Dオブジェクトを生成する基盤となるAIモデル「Cube 3D」を発表しオープンソースとして公開した。このモデルはネイティブな3Dデータでトレーニングされており、生成されたオブジェクトはゲームエンジンと完全な互換性を持つことが特徴となっている。^[1]

Cube 3Dの技術的な特徴として、3Dオブジェクトをトークン化し形状をトークンとして理解する能力を備えている点が挙げられる。テキストベースの言語モデルが次の単語を予測するように、Cube 3Dは次の形状トークンを予測して完全な3Dオブジェクトを構築することが可能だ。

ベータ版のCube 3Dメッシュ生成機能は、Roblox Studio内およびゲーム内Lua APIとして今週中に利用可能となる予定である。開発者はテキストプロンプトを入力するだけで3Dオブジェクトのメッシュを生成でき、テクスチャや色などを追加してオブジェクトを完成させることができるようになる。

Cube 3Dの主な機能まとめ

3Dトークン化について

3Dトークン化とは、3次元オブジェクトをトークンという単位に分解して理解・処理する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 3Dオブジェクトを言語モデルのように予測可能な形式に変換
• 形状をトークンとして扱い、次の形状を予測して構築
• テキストと3D形状の効果的な連携を実現

3Dトークン化技術により、Cube 3Dは従来の画像ベースの3D生成手法とは異なるアプローチを実現している。ネイティブな3Dデータを直接扱うことで、より機能的で実用的な3Dオブジェクトの生成が可能となり、ゲームエンジンとの高い互換性を実現している。

Cube 3Dに関する考察

Cube 3Dのオープンソースでのリリースにより、3D生成AIの研究開発が大きく加速する可能性が高まっている。研究者やデベロッパーがモデルを自由に改良し独自のデータでトレーニングできることで、3D生成技術の革新的な進展が期待できるだろう。

今後の課題として、生成された3Dオブジェクトの品質と多様性の向上が挙げられる。テキストプロンプトからより複雑で詳細な3Dモデルを生成できるよう、モデルの性能向上とトレーニングデータの拡充が必要となるだろう。

将来的には、画像入力にも対応したマルチモーダルモデルへの進化が期待される。オブジェクト間の相互作用を含む4次元の世界の創造に向けて、Cube 3Dの技術基盤がさらに発展していくことが望まれる。

参考サイト

1. ^ Roblox. 「Introducing Roblox Cube: Our Core Generative AI System for 3D and 4D」. https://corp.roblox.com/newsroom/2025/03/introducing-roblox-cube, (参照 25-03-19).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧