【CVE-2024-13904】Platform.ly for WooCommerceに未認証SSRF脆弱性、内部サービスへの不正アクセスのリスクが発生
スポンサーリンク
記事の要約
- Platform.ly for WooCommerceに未認証SSRFの脆弱性
- バージョン1.1.6以前の全バージョンが影響を受ける
- 任意の場所へのWebリクエストが可能になる深刻な問題
スポンサーリンク
Platform.ly for WooCommerceのSSRF脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインPlatform.ly for WooCommerceにおいて、バージョン1.1.6以前の全バージョンに未認証のブラインドサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性が存在することを2025年3月7日に公開した。この脆弱性はhooks関数を介して発見され、攻撃者が認証なしで内部サービスの情報を照会および改変できる可能性がある。[1]
この脆弱性はCVE-2024-13904として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはサーバサイドリクエストフォージェリ(CWE-918)に分類されている。CVSSスコアは5.3(MEDIUM)と評価され、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。
Platform.ly for WooCommerceの開発元であるplatformlycomは、この脆弱性に対する修正パッチをリリースするための対応を進めている。影響を受けるバージョン1.1.6以前のユーザーは、アップデートが提供され次第、速やかに最新版への更新を実施することが推奨される。
Platform.ly for WooCommerceの脆弱性概要
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13904 |
脆弱性の種類 | サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF) |
影響を受けるバージョン | 1.1.6以前の全バージョン |
深刻度 | MEDIUM(CVSSスコア5.3) |
発見者 | Francesco Carlucci |
スポンサーリンク
サーバサイドリクエストフォージェリについて
サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)とは、攻撃者が脆弱性のあるWebアプリケーションを経由して、内部ネットワーク上のリソースに不正にアクセスする攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 内部ネットワークへの不正アクセスが可能
- ファイアウォールをバイパスして攻撃が可能
- 内部サービスの情報漏洩や改ざんのリスクがある
Platform.ly for WooCommerceの脆弱性では、認証なしで攻撃者がWebアプリケーションを介して任意の場所へのWebリクエストを送信することが可能となっている。この脆弱性を悪用されると、内部サービスの情報が漏洩したり、データが改ざんされたりする可能性があるため、早急な対応が必要とされている。
Platform.ly for WooCommerceの脆弱性に関する考察
Platform.ly for WooCommerceの脆弱性は、認証不要でアクセス可能な状態であることから、攻撃の難易度が低く、潜在的な被害が大きいという特徴を持っている。特にECサイトで使用されるプラグインであることから、顧客情報や決済情報などの機密データが標的となる可能性が高く、早急な対策が必要となっている。
今後の対策としては、開発者側でのセキュリティ審査の強化やhooks関数の実装方法の見直しが必要となるだろう。また、同様の脆弱性を防ぐため、WooCommerceプラグイン開発におけるセキュリティガイドラインの整備や、定期的なセキュリティ監査の実施も重要な課題となってくる。
さらに、WordPressプラグインのセキュリティ対策全般について、開発者コミュニティでの知見の共有や、自動化されたセキュリティテストツールの活用なども検討する必要がある。プラグインのセキュリティ品質向上には、開発者とセキュリティ研究者の継続的な協力が不可欠だろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13904, (参照 25-03-17).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2025-21590】Juniper NetworksのJunos OSに重大な脆弱性、シェルアクセスによる任意のコード実行が可能に
- 【CVE-2024-13359】Product Input Fields for WooCommerceに深刻な脆弱性、未認証での任意ファイルアップロードが可能に
- 【CVE-2024-13882】WordPressプラグインAiomaticに重大な脆弱性、認証済みユーザーによる任意のファイルアップロードが可能に
- 【CVE-2025-27604】XWiki Confluence Migrator Proに認証バイパスの脆弱性、バージョン1.11.7で修正完了
- 【CVE-2024-13431】Simply Schedule Appointmentsにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、バージョン1.6.8.3以前に影響
- 【CVE-2025-2086】StarSea99のstarsea-mall 1.0にXSS脆弱性、管理者画面が攻撃対象に
- 【CVE-2025-2087】StarSea99のstarsea-mall 1.0でXSS脆弱性が発見、リモート攻撃のリスクが浮上
- 【CVE-2024-13781】Hero Maps Premium 2.3.9以前に深刻な脆弱性、認証済みユーザーによるSQL Injection攻撃の可能性
- 【CVE-2025-26643】Microsoft Edge Chromiumにスプーフィング脆弱性、UIの誤動作によるセキュリティリスクが発生
スポンサーリンク