【CVE-2025-29782】WeGIAに格納型XSS脆弱性が発見、バージョン3.2.17で修正パッチを提供
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記事の要約
- WeGIAにXSS脆弱性が発見され3.2.17で修正
- 影響を受けるのはadicionar_tipo_docs_atendido.phpのtipoパラメータ
- 危険度はCVSS 6.4のミディアムレベル
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WeGIA 3.2.17未満のバージョンでXSS脆弱性が発見
慈善団体向けWebマネージャーであるWeGIAにおいて、3.2.17より前のバージョンでクロスサイトスクリプティング脆弱性が発見され、2025年3月14日に報告された。この脆弱性は adicionar_tipo_docs_atendido.php エンドポイントの tipo パラメータに存在し、悪意のあるスクリプトを注入できる状態であることが判明している。[1]
この脆弱性は格納型XSSに分類され、攻撃者が注入した悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、影響を受けるページにアクセスするたびに自動的に実行される可能性があることが確認された。CVSSスコアは6.4でミディアムレベルの深刻度と評価されており、早急な対応が推奨される。
WeGIAの開発元であるLabRedesCefetRJは、この脆弱性に対する修正パッチをバージョン3.2.17に含めてリリースしている。影響を受けるバージョンを使用している組織は、セキュリティリスクを軽減するため、最新バージョンへのアップデートを検討する必要がある。
WeGIA 3.2.17の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-29782 |
影響を受けるバージョン | 3.2.17未満 |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(XSS) |
CVSSスコア | 6.4(ミディアム) |
影響を受ける箇所 | adicionar_tipo_docs_atendido.phpのtipoパラメータ |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込む攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者が注入したスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される
- セッションハイジャックやフィッシング攻撃に悪用される可能性がある
格納型XSSは特に深刻な脆弱性として知られており、悪意のあるスクリプトがデータベースに保存され、影響を受けるページにアクセスするたびに実行される特徴がある。WeGIAの場合、adicionar_tipo_docs_atendido.phpのtipoパラメータを介して注入されたスクリプトが保存され、その後のアクセス時に実行される可能性が指摘されている。
WeGIAの脆弱性対策に関する考察
WeGIAの脆弱性対策としてバージョン3.2.17でパッチが提供されたことは評価できるが、慈善団体向けのWebマネージャーという性質上、より迅速な対応が望まれる。特に個人情報や寄付に関するデータを扱う可能性が高いシステムにおいて、XSS脆弱性の存在は深刻なリスクとなり得るため、今後は脆弱性の早期発見と修正のためのセキュリティテストの強化が必要だろう。
今後の課題として、入力値のバリデーションやサニタイズ処理の徹底、定期的なセキュリティ監査の実施が挙げられる。特にユーザー入力を扱うパラメータについては、HTMLエンコーディングやエスケープ処理を確実に実装し、同様の脆弱性が発生しないような予防措置を講じる必要があるだろう。
将来的には、セキュリティスキャンツールの導入やペネトレーションテストの定期実施など、より包括的なセキュリティ対策の実施が望まれる。特に慈善団体向けシステムとして、セキュリティと使いやすさのバランスを保ちながら、安全な運用を実現することが重要な課題となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-29782, (参照 25-03-28). 1670
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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