P4matchが大会運営システムをDX化、スマートフォン一つで運営負担を大幅削減し地域スポーツの活性化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

P4MATCH株式会社は2025年4月1日、スポーツ大会運営システム「P4match」の利用状況と今後の展開について発表した。P4matchのアカウント登録者数は約2.5万人に達し、年間大会開催数も2000大会を超えるなど、2024年と比較して更なる成長を遂げている状況だ。^[1]

P4matchは大会に必要な手続きをスマートフォン一つで完結できる運営システムとして開発され、レーティングシステムを用いた実力に応じた組み合わせ機能により、参加者全員が満足度の高い試合を体験できる環境を提供している。各選手がスマートフォンでスコアを入力することで大会運営の効率化も実現している。

卓球を主軸としたサービス開始から現在では、バドミントン、ソフトテニス、空手など多競技に対応を拡大している。2024年からは富山県の自治体との実証実験プロジェクトにも参画し、1都3県の卓球連盟での採用実績も持つなど、着実な成長を遂げている。

項目	詳細
主要機能	スマートフォンによる大会運営システム、レーティングベースの組み合わせ作成
対応競技	卓球、バドミントン、ソフトテニス、空手（全日本空手道連盟ルール）
導入実績	アカウント登録者数約2.5万人、年間2000大会以上開催
利用料金	部活動等での利用は無料、会場費・参加費を集めないイベントも無料
導入団体	1都3県の卓球連盟、愛媛県高体連、Tリーグ、卓球プロチーム

レーティングシステムとは、競技者の実力を数値化して管理するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

P4matchでは高齢化により運営が困難になっている地域や、環境に恵まれない選手たちにも試合機会を提供するためにレーティングシステムを採用している。スイスドロー形式と組み合わせることで、年齢や性別に関係なく実力の近い選手同士の対戦を実現し、競技継続のモチベーション向上に貢献している。

P4matchによるスポーツ大会のデジタル化は、運営者の高齢化や人手不足という社会課題に対する有効な解決策となっている。従来の紙ベースでの大会運営と比較して、スマートフォン一つで参加者管理から試合進行まで完結できる点は、特に人材リソースの限られた地方での活用が期待できるだろう。

一方で導入にあたっては、高齢者のデジタルリテラシーや通信環境の整備など、いくつかの課題も想定される。これらの課題に対しては、丁寧な操作説明会の実施や、オフライン運用のバックアップ体制の構築など、段階的なアプローチが必要となるだろう。

将棋やカスタムバレーなど新競技への展開も予定されており、今後はスポーツ以外の競技分野でも活用が広がる可能性がある。自治体との連携による公共施設の有効活用や地域活性化など、スポーツを通じた社会課題解決のプラットフォームとしての発展が期待される。

^ PR TIMES. 「スポーツ大会運営システム「P4match」は誰でもどこでもスポーツを楽しく続けられる世界を地域や学校のみなさんとも目指していきます。 | P4MATCH株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000039705.html, (参照 25-04-02).

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