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【CVE-2025-3397】YzmCMS 7.1にXSS脆弱性が発見、開発元の対応が未実施で被害拡大の懸念

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • YzmCMS 7.1のmessage.tplにXSS脆弱性が発見
  • リモートから攻撃可能でCVSS評価は中程度
  • パブリックに脆弱性情報が公開済み

YzmCMS 7.1に深刻なXSS脆弱性が発見

2025年4月8日、YzmCMS 7.1のmessage.tplファイルにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在することが明らかになった。gourlパラメータを操作することでリモートから攻撃が可能となるこの脆弱性は、【CVE-2025-3397】として登録されている。[1]

この脆弱性に関する情報はすでにパブリックに公開されており、攻撃に利用される可能性が指摘されている。VulDBによる評価では、CVSSスコアは最大で5.3(MEDIUM)とされており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。

開発元には早期に脆弱性情報が報告されていたものの、現時点で対応は行われていない状況だ。特権レベルは不要だが利用者の関与が必要とされており、完全性への影響は限定的であると評価されている。

YzmCMS 7.1の脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-3397
影響を受けるバージョン YzmCMS 7.1
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 5.3(MEDIUM)
攻撃の条件 リモートから実行可能、特権不要、ユーザー操作必要

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
  • セッションの乗っ取りや情報窃取などの攻撃に利用される

XSS脆弱性は、入力値のバリデーションやエスケープ処理が不適切な場合に発生する可能性が高く、Webアプリケーションにおける代表的なセキュリティリスクの一つとなっている。CWEでは脆弱性タイプCWE-79として分類されており、多くのWebアプリケーションフレームワークでは標準でXSS対策機能を提供している。

YzmCMS 7.1の脆弱性に関する考察

YzmCMSの脆弱性が公開されたことで、このCMSを利用しているWebサイトのセキュリティリスクが高まっている。開発元が脆弱性報告に対して適切な対応を行っていない点は、ユーザーにとって深刻な問題となる可能性が高いだろう。

この状況に対する暫定的な対策として、WAFの導入やURLパラメータのフィルタリング強化が考えられる。しかし、根本的な解決にはYzmCMSのアップデートが不可欠であり、開発元には早急なセキュリティパッチの提供が求められるだろう。

今後はオープンソースCMSの選定において、セキュリティアップデートの提供状況や開発元のインシデント対応体制を重視する必要がある。YzmCMSユーザーは代替CMSへの移行を含めた対策を検討すべき状況といえるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3397, (参照 25-04-16).
  2. 1781

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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