セキュリティ

SECURITY

公開：2025-04-16

横浜銀行がセキュリティ評価プラットフォームAssuredを導入、第三者機関による客観的評価で金融DXの安全性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 横浜銀行がセキュリティ評価プラットフォームAssuredを導入
• 第三者機関による客観的なセキュリティ評価が可能に
• クラウドサービス導入時の業務効率化とリスク管理を強化

横浜銀行のAssured導入によるセキュリティ評価の強化

Visionalグループの株式会社アシュアードは、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」が横浜銀行に導入されたことを2025年4月15日に発表した。金融DXの進展に伴いクラウドサービスやASPの利用が拡大する中で、サイバー攻撃の脅威やランサムウェア感染、顧客情報漏洩のリスクが高まっている状況を受けての導入となった。^[1]

横浜銀行では行内でのクラウドサービス利用増加に伴い、導入時のチェックシート対応に多くの工数がかかっていることが課題となっていた。特に導入部署の担当者がクラウドサービス事業者とのやり取りを行う際の確認作業の負担や回答の正確性について問題を抱えており、第三者機関による客観的かつ中立的な評価手法の導入が求められていた。

Assuredの導入により、従来個社ごとに行っていた評価プロセスを効率化し、外部の専門知見を取り入れたセキュリティ評価が可能となった。Assuredのセキュリティチェック項目は最新のトレンドが反映され随時アップデートされることから、常に適切な基準での評価実現が期待されている。

Assuredの主な特徴まとめ

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サードパーティリスクについて

サードパーティリスクとは、外部委託先や取引先などの第三者に起因して発生する潜在的なリスクのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• クラウドサービス事業者のセキュリティ対策状況に依存するリスク
• 取引先からの情報漏洩や不正アクセスのリスク
• サプライチェーン全体に影響を及ぼす可能性のあるリスク

金融機関におけるサードパーティリスクは、デジタル化の進展に伴いクラウドサービスやASPの利用が増加することで、より一層重要性を増している。横浜銀行のAssured導入は、このリスクに対する効果的な管理手法として、第三者機関による客観的な評価を取り入れることで、より実効性の高いセキュリティ管理体制の構築を目指すものだ。

金融機関のセキュリティ評価プラットフォームに関する考察

金融機関のデジタル化が加速する中で、セキュリティ評価プラットフォームの導入は業務効率化とリスク管理の両立において重要な役割を果たすことが期待される。特に第三者機関による客観的な評価は、クラウドサービス導入時の判断基準として有効であり、セキュリティ対策の質の向上に寄与するものと考えられる。

一方で、セキュリティ評価の基準や手法は、新たな脅威の出現や技術の進化に応じて継続的な更新が必要となるだろう。そのため、評価プラットフォーム自体の進化や、専門知見の蓄積・更新の仕組みづくりが今後の課題となる可能性が高い。評価結果の標準化や業界全体での知見の共有など、より広範な取り組みへの発展が望まれる。

今後は、AIやブロックチェーンなどの新技術の活用による評価プロセスの高度化や、リアルタイムモニタリング機能の強化なども期待される。さらに、グローバルな金融規制への対応や、クロスボーダー取引におけるセキュリティ評価の標準化など、国際的な視点からの発展も重要な課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「横浜銀行が、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入 | Visionalのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000700.000034075.html, (参照 25-04-16).
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