配筋検査ARシステムBAIASが国土交通省NETIS活用促進技術に選定、建設現場の効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エコモット、GRIFFY、村本建設は2025年4月14日に配筋検査ARシステム「BAIAS」が国土交通省のNETIS活用促進技術に選定されたことを発表した。BAIASの優れた技術力が認められ、公共工事での活用促進と活用者へのインセンティブ付与による普及拡大が期待されている。^[1]

BAIASはiPad ProのLiDARセンサーとカメラを活用し、鉄筋の本数や径、間隔を正確に計測できる革新的なシステムとなっている。設計図と計測結果の比較機能やダブル配筋計測機能、鉄筋かご計測機能など、多彩な機能を搭載することで配筋検査の効率化を実現している。

国土交通省のNETIS活用促進技術は、全体の約7%の技術のみが選定される厳選された制度である。BAIASは2025年夏頃のリリースに向けて、ユーザー体験の大幅な改善を目指した開発を進めており、操作性の向上と利用者満足度の向上を目指している。

NETISとは、国土交通省が運営する新技術情報提供システムのことで、建設分野における新技術の活用促進を目的としている。活用促進技術として選定されると、以下のような特徴がある。

NETISに登録された技術の中から、全国的に普及することが有益と判断される技術が活用促進技術として選定される。選定された技術は公共工事での採用が推進され、施工者へのインセンティブ付与を通じて普及が促進される仕組みとなっている。

BAIASのNETIS活用促進技術選定は、建設現場のデジタル化における重要な一歩となっている。特に配筋検査という専門性の高い作業をARで支援することで、作業効率の向上と品質確保の両立が期待できるが、導入時の現場スタッフへの教育や既存の検査フローとの整合性確保が課題となるだろう。

今後はAIやIoTとの連携による自動化やデータ分析機能の強化が期待される。BAIASが収集した検査データを活用することで、施工品質の向上や工期短縮、コスト削減などの建設DXの実現に向けた取り組みが加速すると考えられる。

建設業界全体でデジタル化が進む中、BAIASのような先進的なツールの普及は業界標準の形成にも影響を与える可能性がある。国土交通省による後押しを受けて、より多くの現場で活用されることで、建設業界全体の生産性向上に貢献することが期待できるだろう。

^ PR TIMES. 「配筋検査ARシステム『BAIASⓇ』　国土交通省NETIS　活用促進技術に選定 | 株式会社ＧＲＩＦＦＹのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000140985.html, (参照 25-04-18).

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