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太陽工房が防水・防塵対応の可搬式太陽光発電システムを高容量化、スマートフォンでのモニタリングにも対応

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

太陽工房が防水・防塵対応の可搬式太陽光発電システムを高容量化、スマートフォンでのモニタリングにも対応

PR TIMES より


記事の要約

  • 太陽工房が高容量化したモバイルバッテリーを発売
  • リン酸鉄リチウムイオン電池を150~300%高容量化
  • 防水・防塵仕様で長期間の屋外利用が可能

防水・防塵対応の可搬式太陽光発電システムの高容量化

株式会社太陽工房は2025年4月21日、防水・防塵AC出力とスマホアプリモニタリングに対応したリン酸鉄リチウムイオン電池内蔵のモバイルバッテリーを同寸のまま150~300%高容量化して発売する。太陽光または商用電源で充電可能なこのポータブル電源は、防水・防塵給電に対応した全天候型の製品となっている。[1]

高効率な単結晶シリコン太陽電池セルを搭載した薄型軽量のフレキシブル型太陽電池パネルまたは角度調節可能な脱着式架台付き太陽電池パネルを採用している。5000サイクル以上の充放電が可能な長寿命リン酸鉄リチウムイオン電池は、保護等級IP67防水・防塵仕様の米国ペリカンケースに内蔵されている。

無償のアプリをインストールすることで発電量や充放電電流、電池残量などをスマートフォンでモニタリングすることが可能だ。AC100V正弦波出力に加えMPPT方式充放電コントローラーによるDC12V夜間自動出力にも対応しており、付属のケーブルを使用することでAC100V入力機器やDC12V入力機器への防水・防塵給電が実現できる。

可搬式太陽光発電システムのラインナップ

SG12-M100SPM-B100LIM SG12-M200SPM-B200LIM SG12-M200SSM-B600LIM
容量 1280Wh 2560Wh 7680Wh
最大出力 300W 1000W 2000W
重量 約16.4kg 約30.0kg 約69.0kg
価格(税込) 369,800円 249,800円 469,800円
製品の詳細はこちら

リン酸鉄リチウムイオン電池について

リン酸鉄リチウムイオン電池とは、正極材料にリン酸鉄リチウムを使用した二次電池のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高い安全性と長寿命な充放電サイクル特性
  • 環境負荷が低く、資源的制約が少ない
  • 高温環境下でも安定した性能を発揮

モバイルバッテリーやポータブル電源では、長期間の使用に耐える耐久性と安全性が重要な要素となっている。リン酸鉄リチウムイオン電池は5000サイクル以上の充放電が可能で、高い安全性と長寿命特性を備えており、屋外での使用や非常用電源として理想的な特性を有している。

高容量ポータブル電源に関する考察

今回の高容量化により、従来よりも長時間の電力供給が可能となり、キャンプや防災用途での実用性が大幅に向上している。特に防水・防塵仕様と組み合わさることで、悪天候下での使用や長期の屋外設置にも対応できるようになった。ただし、容量増加に伴う重量増加は、モビリティの面で新たな課題となる可能性がある。

スマートフォンによるモニタリング機能の実装は、発電状況や電池残量の管理を容易にし、より効率的な運用を可能にしている。今後は複数台の連携機能やクラウドベースの遠隔監視システムなど、より高度なマネジメント機能の追加が期待される。また、AI技術を活用した電力需要予測や最適充放電制御の実装も検討に値するだろう。

将来的には、さらなる小型軽量化と高容量化の両立が課題となるだろう。新素材の採用や構造の最適化により、携帯性を損なうことなく容量を増やすことができれば、より幅広い用途での活用が見込める。また、再生可能エネルギーの普及に伴い、このような高性能ポータブル電源の需要は着実に増加していくと予想される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「防水・防塵AC出力、スマホアプリ・モニタリング対応のリン酸鉄リチウムイオン・モバイルバッテリーを150~300%高容量化 | 株式会社 太陽工房のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000089505.html, (参照 25-04-22).
  2. 5101

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