【CVE-2025-29512】NodeBB v4.0.4にXSS脆弱性、IPブラックリスト機能への影響が判明
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記事の要約
- NodeBB v4.0.4にXSS脆弱性が発見
- 遠隔攻撃者による任意のコード実行が可能
- IPブラックリスト機能が影響を受ける可能性
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NodeBB v4.0.4のXSS脆弱性
MITREは2025年4月18日、NodeBB v4.0.4およびそれ以前のバージョンにおいてクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を発見したと発表した。この脆弱性により遠隔攻撃者が任意のコードを保存し、IPブラックリスト機能が使用不能になる可能性があることが判明している。[1]
CVSSスコアは6.1(深刻度:中)とされており、攻撃元区分はネットワーク経由での攻撃が可能となっている。攻撃の複雑さは低く特権は不要だが、ユーザーの操作が必要とされ、影響範囲は変更の可能性があるとされている。
CWE-79(Webページ生成時の入力の不適切な無害化)に分類されるこの脆弱性は、データベースからコンテンツを削除するまでIPブラックリスト機能に影響を与え続ける可能性がある。早急な対策が求められる状況となっている。
NodeBB v4.0.4の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-29512 |
影響を受けるバージョン | NodeBB v4.0.4以前 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(XSS) |
CVSSスコア | 6.1(深刻度:中) |
CWE分類 | CWE-79 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- Webサイトに悪意のあるスクリプトを注入可能
- ユーザーの個人情報やセッション情報の窃取が可能
- Webサイトの表示改ざんやフィッシング詐欺に悪用される
NodeBBの脆弱性はCWE-79に分類され、Webページ生成時の入力値の無害化処理が不適切であることが原因となっている。CVSSスコアが示すように、この脆弱性は特権なしで攻撃可能であり、IPブラックリスト機能の運用に重大な影響を及ぼす可能性がある。
NodeBB v4.0.4のXSS脆弱性に関する考察
NodeBBのXSS脆弱性は、コミュニティプラットフォームの運用における深刻なセキュリティリスクを浮き彫りにしている。特にIPブラックリスト機能が影響を受けることで、悪意のあるユーザーのアクセス制御が困難になり、プラットフォーム全体のセキュリティが低下する可能性がある。早急なパッチの適用とデータベースの定期的な監査が必要だろう。
今後はXSS対策として、入力値のバリデーションやエスケープ処理の強化が求められる。同時にコミュニティプラットフォームにおけるセキュリティ機能の堅牢性向上も重要な課題となっている。ユーザー入力を扱う際のセキュリティベストプラクティスの徹底が不可欠だ。
NodeBBの開発チームには、脆弱性対策の透明性向上とセキュリティアップデートの迅速な提供が期待される。コミュニティプラットフォームの安全性を確保するため、継続的なセキュリティ監査と脆弱性情報の適切な開示が重要となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-29512」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-29512, (参照 25-04-25). 1043
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