コダシップがCHERI採用の探索プラットフォームCodasip Primeを発表、メモリ安全性の向上とセキュアな開発環境の実現へ

PR TIMES より
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記事の要約
- コダシップがCHERIベースの探索プラットフォームを発表
- Codasip Primeでメモリ安全なソフトウェア開発が可能に
- CHERI技術によってメモリ脆弱性への対策を強化
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コダシップのCodasip Prime発表によりCHERI技術の採用が加速
ヨーロッパのRISC-VリーダーであるCodasipは、CHERI技術を統合したCodasip X730アプリケーションコアをベースとした探索プラットフォームCodasip Primeを2025年4月29日に発表した。このプラットフォームは市販のIPをベースとしており、メモリセーフでセキュアなソフトウェアの先行開発を実現することが可能になっている。[1]
Codasip Primeは高性能FPGAシステムに実装されたプロセッサとペリフェラル、完全なソフトウェア開発キットで構成されており、ハードウェアおよびソフトウェアエンジニアがCHERIテクノロジの機能を評価・実証することを可能にしている。開発者はCHERIソフトウェアの開発および実行、CHERIハードウェアのより広範なテストシステムへの統合を実現できるようになった。
EUサイバーレジリエンス法などの最近の法整備により企業のセキュリティ重要性が高まる中、サイバー攻撃の約87%でメモリ安全性の脆弱性が悪用されている現状がある。CHERIは下位互換性を保ちながらメモリ安全性の脆弱性を保護する最もコスト効率の高い方法として注目を集めており、より安全なコードへの移行を実現している。
Codasip Primeの機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサコア | Codasip X730 64ビットRISC-V CHERI Application CPU |
実装環境 | 高性能FPGAシステム |
セキュリティ機能 | セキュアブート、セキュアデバッグ、真性乱数発生器、テストアクセスポート保護 |
開発キット | CHERI Linux、CHERI C/C++ツールチェーン、QEMUプラットフォーム |
CHERI専用機能 | DDRメモリのCapabilityタグ管理 |
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CHERIについて
CHERIとは、Capability Hardware Enhanced RISC Instructionsの略称で、メモリ安全性を確保するためのハードウェア拡張技術を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- メモリアクセスの制御と保護を強化するハードウェア機能
- 既存のC/C++コードとの互換性を維持しながらセキュリティを向上
- メモリ関連の脆弱性を効果的に防止する設計
CHERI技術はCHERI Allianceによって標準化が進められており、英ケンブリッジ大学やGoogle、英国国立サイバーセキュリティセンターなどが参画している。Codasip X730はCHERI-RISC-V拡張の最初の商用実装として、メモリ安全性の課題に対する効果的なソリューションを提供することが期待されている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「コダシップはCHERIの採用を加速する完全な探索プラットフォームを発表 | Codasip GmbHのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000099181.html, (参照 25-05-01). 2750
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
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